
お願いしても動かない夫を見ていると、「本当にキレイ好きなのかな?」と疑問がわいてきました。もしかして、夫の言う“キレイ好き”は、自分が掃除するのが好きなのではなく、誰かが整えてくれた部屋が好きという意味なのかもしれないと思い始めました。
幼稚園の行事が重なって、私は朝からずっとバタバタしていました。帰ってきたころには体力も気力もすっかり使い果たしてしまい、夕飯を作る元気が残っていませんでした。夫が料理をするのは久しぶりで少し不安を感じつつも、「やってくれるだけで助かる」と思い、リビングで休むことにしました。しかし、出来上がった料理は焦げていたり、盛り付けが雑だったりして、呆然としてしまいました。
夫はなんでもそつなくこなすタイプです。だからこそ、家事だけ急に下手になる姿には、どうしても違和感がありました。「できないふりをすれば、頼まれなくなる」、夫はそう思っているのかもしれないと気づいたとき、私はショックを受けました。
それでも、家族としてこれからも一緒に暮らしていくためには、気づいたことをそのままにしておくわけにはいきません。そう思った私は、夫と向き合う覚悟を少しずつ固めていきました。
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