米マイクロソフト(MS)のブラッド・スミス社長(右から3人目)らの表敬を受ける高市早苗首相(同2人目)=3日、首相官邸 米マイクロソフトは3日、人工知能(AI)に関連して日本国内で2029年までに100億ドル(約1兆6000億円)を投資すると発表した。ソフトバンクやクラウドサービス大手のさくらインターネットと協業し、AIデータセンターなどを整備する。マイクロソフトとしては過去最大の対日投資となる。
AIの活用を巡っては、重要なデータを国内で管理することが求められている。マイクロソフトは同社クラウド基盤を使ったデータ処理が、日本の協業2社の国内データセンターで完結するよう環境構築を進める。日本で運営する自社のデータセンターも増強する。
NTTデータとソフトバンク、NEC、日立製作所、富士通の5社と連携し、30年までに日本で100万人のAI人材の育成を目指す。警察庁と協力し、サイバー攻撃への態勢強化にも取り組む。
来日中のブラッド・スミス社長が同日午前、首相官邸で高市早苗首相に面会し、投資計画を説明した。首相は「過去最大規模の対日投資を大変喜ばしく思う」と謝意を示した。
スミス氏は面会後、記者団に対し、「国家のサイバー防衛強化や、日本の人材の技術習得といった分野でも貢献していきたい」と語った。