限定公開( 2 )

推理小説家の綾辻行人さんが、4月3日に自身のXを更新。代表作である「十角館の殺人」の続編を装った無関係の書籍がAmazonのKindleストアで販売されているとして、ファンに向けて注意喚起を行いました。
綾辻さんの投稿によると、Kindleストアにて「続・十角館の殺人」および「十角館の再訪」というタイトルの作品が「阿津川」という著者名で販売されているとのこと。
綾辻さんはこれらの作品について「まったく関知しておらず、驚きました。誰かが生成AIで勝手に作ったもののようです」と明確に関与を否定しており、すでに「十角館の殺人」の版元に報告して対処を進めていることを明かしました。
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さらに被害は綾辻さんの作品だけにとどまりません。同じく推理小説家の阿津川辰海さんの著書「蒼海館の殺人」についても、勝手に「蒼海館の殺人 続編」というタイトルの書籍が作られ、販売されていることが発覚しました。こちらも著者名は「阿津川」とされていますが、もちろん阿津川辰海さん本人とは全くの別人によるものです。
綾辻さんの投稿を引用する形で、阿津川辰海さんも自身のXで反応。「もちろん私はまるで関わっておりません……悪質なひともいるものですね」と無関係であることを強調するとともに、巻き込まれる形となった綾辻さんへ謝罪の言葉を綴っています。
Kindleの該当販売ページを確認してみたところ、著者名である「阿津川」をタップすると阿津川辰海さんの本物の原作も共に表示されてしまう仕様となっており、一見すると正規の新作のようにも錯覚してしまう状況。もしこれを狙ってやっているのであれば極めて悪質と言えます。
また、これら3冊はいずれも3月に発売されており、通常の執筆ペースとしては考えにくいスピードです。さらに、注目を集めるためか書影には「映像化決定」という嘘の文言まで記載されており、呆れるばかりの手口となっています。
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Amazonにおける生成AIを用いたとみられる偽書籍の問題は、今回が初めてではありません。先日も新作ゲーム「ぽこ あ ポケモン」の非公式攻略本が生成AIによって作られ、販売されていたことが大きく問題視されたばかり。
著名な作家やクリエイターの名前、そして長年愛されてきた作品名を悪用し、消費者を欺くこうした行為は見過ごすことができません。読者が誤って購入してしまう被害を防ぐためにも、プラットフォームであるAmazon側には、より厳格な審査体制の構築と迅速な対応が強く求められています。
<参考・引用>
綾辻行人さん(@ayatsujiyukito)
阿津川辰海さん(@tatsumi2017)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026040311.html|
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