ヴィンテージと手仕事のアウラを普段着に タナカダイスケ運営会社の新ブランド「PMNT」がデビュー

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2026年04月08日 11:31  Fashionsnap.com

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 「タナカダイスケ(tanakadaisuke)」の運営会社 PATCHWORKS Inc.によるメンズファッションブランド「ピーエムエヌティ(PMNT)」が、2026年秋冬シーズンにデビューする。

 ピーエムエヌティは、国内外の雑誌やアーティストの衣装デザイン、スタイリングを手掛けるディレクターを中心としたデザインチームにより発足。メンバーが世界中で蒐集したヴィンテージの服や残布、副資材を素材として用いて、現代の職人による手仕事を掛け合わせたアイテムを製作している。ブランド名は、美術館などの常設展を意味する「パーマネントコレクション(Permanent Collection)」にちなんで命名。人の手の温もりやヴィンテージ素材の一回性に由来するアウラを持ちながらも、「日常になじむデザインで着る人のワードローブにとっての常設展になりたい」という願いを込めた。

 デビューコレクションでは、ディレクター自身が最も頻繁に着るというメンズウェアの定番品に、ヴィンテージやハンドクラフトの要素をプラス。裾と袖口が切りっぱなしの短丈のワークジャケットは全面に繊細なビーズ刺繍をあしらい、古着のジーンズをドッキングしたパンツはトラウザーズ同様に2タック仕様にするなど、ハイアンドローのコントラストが目を引く。同パンツは2つのジーンズのフロントポケットが重なるように接ぎ合わせており、そこにタックを入れることでユニークな表情に仕上げている。

 「納得できないリブを既製品から選ぶくらいなら、1からオリジナルで編めばいいと思った」と語ったスタジャンは、首と裾のリブ、袖をノルディック柄のニット生地で切り替え。シンプルなウールシャツは襟羽に南フランス伝統のブティ刺繍(柄の中に詰め物をして立体的に表現する技法)を施すなど、見慣れた色や形の日常着にひと匙の違和感や遊び心を潜ませた。

 スタイリストという出自を感じさせる提案として、一点投入でコーディネートのアクセントとなる多彩なアクセサリーを用意。長年買い集めてきたアンティークのリボンとボタンで作ったブローチや、ウェアで用いたビーズやレースでデコレーションしたヴィンテージの帽子などを揃える。色みに一目惚れして買い付けたという工業用の古いグローブは、血管を模った刺繍をあしらい一点物のコレクションピースに仕上げた。

 最も象徴的なアイテムと語るパッチワークのジャケットは、アンティークのカーペットや家具生地をアップサイクル。単に生地を接ぎ合わせるだけでなく、至るところに刺繍をあしらって「古物とハンドクラフトの融合」というブランドの核を表現した。手仕事の跡を感じてほしいという思いから、始末が見えるように半透明の裏地を採用。同ジャケットも含め、アップサイクルのアイテムは素材のストック次第で不定期に製作を続けていくという。

 2026年秋冬コレクションでは、ワークジャケット、テーラードジャケット、シャツ、ニット、パンツなどのウェアのほか、キャップやハット、スカーフやヘアバンドといったアクセサリーを含む全30型をラインナップ。価格帯は、アウターが8万8000〜33万円、トップスが1万7600〜29万7000円、ボトムスが3万9600〜11万円、アクセサリーが1万2100〜13万2000円。
 今後は、春夏と秋冬の年2回コレクションを発表。オンラインストアでの販売を軸に、セレクトショップなどでの卸を視野に入れる。不定期で一点物のスペシャルピースの販売も予定している。

■ピーエムエヌティ:公式オンラインストア

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