
マイナビは4月9日、「中途入社1年以内の社員に聞いた“ホワイトハラスメント”に関する調査」の結果を発表した。調査は2025年12月に、同年に転職した中途入社1年以内の20〜50代の正社員1446人を対象に、ネット上で実施した。
上司や先輩が部下や後輩に対して、過剰な配慮をすることで成長機会を奪う「ホワイトハラスメント(ホワハラ)」の経験者は、未経験者に比べて転職意向が23.3ポイントも高い実態が浮き彫りとなった。
よかれと思ったのに…ホワハラ経験者の71.4%が転職を希望
このホワハラの経験がある中途入社1年以内の正社員は13.6%に上り、年代別では30代・40代がいずれも14.8%と他年代よりやや高い結果となった。
深刻なのは、ホワハラが社員の定着率に与える影響だ。今後1年以内の転職意向について聞いたところ、ホワハラの経験がある人は「転職活動をしたいと思う」割合が71.4%に達した。
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これは経験がない人の48.1%と比べて23.3ポイントも高く、自身のスキルや能力を伸ばせる環境を目指して転職してきた中途社員にとって、成長や活躍の機会が阻害されることは再び外部へ機会を求める強力な動機となっている。
「先輩が先回りして全て行なってしまった」
実際にホワイトハラスメントだと感じた内容については、良かれと思った周囲の配慮が本人の意向と乖離しているケースが目立つ。寄せられたコメントを見ると、
「私が自分で解決しないといけない仕事や問題を、先輩が先回りして全て行なってしまった」(20代女性)
「責任のある仕事を一切任せてもらえず、残業は厳禁だから早く帰ってと毎日促されることに虚しさを覚えた」(40代男性)
といった自身の成長機会を奪われたことに不満を示す声があった。
また、本人の意思を確認しないまま一方的にキャリアの選択を制限するような事例も報告されており、「健康診断や出産の面で昇進すると大変だから今回は見送るといった通達があった」(30代女性)や「仕事が途中にもかかわらず、定時だから帰るよう言われた」(20代男性)といった具体的なエピソードが挙げられた。
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こうした配慮は将来的な活躍を期待する社員にとって不安を抱く要因となっており、日常的な対話や面談を通じて、双方の意向を丁寧にすり合わせていくプロセスが不可欠と言えそうだ。
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