RIZAP、建設業に参入 chocoZAPの「ギネス世界記録」支えた独自スキームを外販

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2026年04月14日 13:00  オリコンニュース

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(左から)RIZAP建設代表取締役社長 幕田純氏、RIZAPグループ代表取締役社長 瀬戸健氏(C)oricon ME inc.
 RIZAPグループが14日、コンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」において、「1年間で世界最多となる1020店舗の24時間営業ジムを出店した」実績がギネス世界記録に認定された。これに合わせ、驚異的な出店スピードとコスト効率を実現した独自の店舗開発スキームを外販する新会社「RIZAP建設」を、本格始動したことを発表した。

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 建設業界の深刻な課題解決に役立てるべく、新会社「RIZAP建設株式会社」を通じて外販を開始し、リスキリングによる建設人材創出プラットフォームを構築することで、建設業界の人手不足や雇用のミスマッチといった社会課題解決を目指す。

 今回のギネス世界記録認定は、2023年1月24日から24年1月23日までの1年間でオープンした、1030店舗のうち、24時間営業の1020店舗の出店実績によるもの。この急成長の裏で、「物価高騰」「人材不足」「多重下請構造」という、建設業界が抱える問題に直面した。その結果、自社で試行錯誤を繰り返し、独自の店舗開発・運営の内製化の確立へとつながった。

 RIZAPグループが1年間で1000店舗を超えるスピード出店を達成したのは、独自のサプライチェーンの確立によるもの。製造工場との直接取引により、中間コストをカットした独自製造と直輸入。職人を社内で養成し、現場の機動力を最大化した直接雇用と内製。従来の多重下請構造から脱却し、中間マージンを徹底排除した直接分離発注を行ってきた。

 同モデルに着目した企業から出店支援に関する相談を受け、選定コンペとして2店舗を施工。RIZAPの強みであるQCD(品質・価格・早さ)が高く評価され、正式に落札。わずか約半年間で186店舗というハイペースでの完遂を実現。自社の枠を超え、建設業界の課題解決に貢献すべく、建設業界に本格参入を決断した。RIZAP建設は、通常費用から25〜30%削減し、通常工期の2倍速で適正品質にコミットした施工を提供していく。

 半年間での外部の施工実績としては、186件で受注売上約30億円。RIZAPグループ代表取締役社長の瀬戸健氏は、「我々も直面しましたが、建設業界は人手不足で、資材が足りないなどの問題がある中、さまざまなネットワークを作ることで、短期間で実現できた。(建設業界は)兆単位のビジネスですので、(RIZAP建設を)大きな柱として育てていく」とアピールした。また、昨今の中東情勢を踏まえ、「資材や原材料は、当面不安はないと確認できている」とした。

 グループ全体で取り組んできた生産性向上のノウハウ武器に、建設業界の2040年問題にも挑む。DXと育成ノウハウをもとにAI活用を推進し、すでに業務効率20%向上という実績がある。AI活用によって捻出された最大500人に対し、リスキリング(技能・資格取得)を提供し、「RIZAP建設」へリソースをシフトする計画。

 瀬戸社長は、「(建設業界は)需要はあるにもかかわらず、雇用などのミスマッチが起きている。すでに社員50名ほどがキャリアチェンジし、職種もさまざま」と言う。

 また、職人の働き方を「健康、快活、給与アップ」と定義し、事務職を上回る年収増を目指す「新しいエッセンシャルワーカー」への道を切り拓くことで、建設業界の人材不足という課題にアプローチしていく。

 RIZAP建設代表取締役社長の幕田純氏は、「研修カリキュラムは既に一部開始しており、国家資格取得支援を全面的にバックアップし、伴走型育成プログラムを実施します」とのこと。トレーナーの育成メソッドを応用し、座学と実技を融合したプログラムによる育成アカデミーを運用する。

 RIZAP建設はすでに外部企業の施工実績として、半年間で186件の受注を達成。今後はグループ内リソースだけでなく、社外からも広くキャリアチェンジ希望者を受け入れ、日本の建設人材を永続的に輩出するプラットフォームを目指す。

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