捨てられた鶏小屋にいた“黒いニワトリ”→卵を温め始めて3週間後…… 予想外の光景に「初めて見た」「感動」「声出た」

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2026年04月18日 22:05  ねとらぼ

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捨てられた鶏小屋にいた“黒いニワトリ”→卵を温め始めて3週間後……

 捨てられた鶏小屋の環境を整えたら、黒いニワトリが産卵し、卵を温め始め……。3週間後の驚きの光景がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で74万9000回以上再生され、2万件を超える高評価を獲得しています。


【画像】3週間後


 投稿者は、YouTubeチャンネル「じゃぱちき【Japanese Chicken】」(@japachickeeee)さん。知人づてに譲り受けた“捨てられた鶏小屋”にて、飼育放棄されたニワトリたちを保護・飼育する様子など投稿しており、以前はヒナを保護してから2カ月後に親鳥の元へと返しに行く様子が話題となりました。


 今回話題になっているのは、鶏小屋で起きたうれしい出来事です。じゃぱちきさんが譲り受けた鶏小屋はエサも水もまともに与えられず、掃除も一切されていない状態でした。そこから小屋を掃除し、新鮮なエサと水を毎日与え、時には小屋を新しく立てるなどして環境を整えてきました。ある日、いつものように鶏小屋にお世話をしに行くと……。


 鶏小屋の扉を開けると、黒いニワトリが端のほうでうずくまり、卵を温めていました。じゃぱちきさんの記憶によると、このニワトリは8〜9個の卵を温めているはずとのことです。


 譲ってもらった当初の鶏小屋はあまりにも環境が悪く、メスのニワトリは全く卵を産みませんでした。ニワトリは外敵に襲われる危険がある、エサや水が安定して入手できないなど、強いストレスがかかる環境では卵を産まなくなることがあるのだとか。


 環境を整えてからは卵を毎日産むようになり、今回ようやく卵を温め始めたそうです。ニワトリは卵を産んでもすぐに温めるわけではなく、数日かけて卵を巣の中にため、同じタイミングでふ化させるためにまとめて卵を温め始める習性があります。なお最初に産んだ卵も傷むことはなく冬場は3週間くらいはもつ上に、3週間前に産んだ卵でも温め始めればきちんと発育していきます。


 受精卵の中には受精した細胞が存在しますが、温度が低いとその細胞は止まったままで発育することはありません。37〜38度で温めることで細胞が動き出し、発育していくのです。ニワトリの卵は温め始めてから約21日でふ化するため、じゃぱちきさんはこの間、親鳥をしっかりサポートしていくことにしました。


 親鳥は卵を温め始めると排泄と食事、水分補給以外ではその場から動かなくなるため、エサと水を近くに置いて負担を減らすことに。あまり刺激しないように1週間ごとに様子を見ていきます。


 1週間後。親鳥は体の向きを変え、新たな卵を産んでいました。この時点で卵の中ではヒヨコが成長してすでに心臓が動き、血管が卵の中に広がり始めているそうです。大きさは大体1センチとまだまだ小さいけれど、目や体の形もできてきているのだとか。


 さらに1週間後。再び様子を見ると親鳥はしっかりとエサを食べて、水も飲んでいました。さらに数日経過した20日目には卵を温めつつ、かなり周囲を警戒する様子を見せています。明日にはヒヨコに会えると思うと、ワクワクしますね!


 帰宅後。じゃぱちきさんは家で一緒に暮らす3羽のニワトリを眺めつつ、ヒヨコたちを家に迎える準備をすることに。実は鶏小屋で暮らすニワトリは人間に対する警戒心が強い個体が多く、その中で育つとヒヨコも「人間は警戒するものだ」と学習してしまう可能性が高いと考えられているそうです。


 そのため今回はふ化直後に親鳥から離し、生まれて間もない時期に長く一緒にいた相手を親だと認識する「刷り込み」という現象によって、人間に慣れたニワトリに育てていきます。


 この話を聞いて、すぐにヒヨコを引き離したら、親鳥がかわいそうだと思う人もいることでしょう。しかしニワトリは人間のように、長く親子関係が続く動物ではありません。またヒヨコは生まれてすぐに自分で歩き、エサを食べることができるため、すぐに親から離しても特に問題はないのです。


 ホームセンターで入手できるものを使って、ヒヨコの新居を作るじゃぱちきさん。はんだごてを使って衣装ケースのフタに空気穴を開け、下にはペットシーツとたっぷりのもみがらを敷き、突っ張り棒を2本使って保温電球をセット。給水機とエサを入れる器、ヒヨコのエサも用意すれば、準備は完了です。


 翌日。いよいよふ化予定日を迎えましたが、卵がふ化する気配はありません。次の日に見に行くと卵が1つ割れていましたが、周囲にヒヨコの姿はありませんでした。ヒヨコは一体、どこに行ってしまったのでしょうか……?


 固定カメラで様子を見てみると、なんと“真っ黒な”ヒヨコが生まれていることが確認できました。ヒヨコはふ化してから12〜36時間くらいの間に長く一緒にいた相手を親だと認識するため、家に連れて帰ることに。今回は全部で4羽のヒヨコが誕生し、そのうち3羽を連れ帰りました。


 新しいお家に入れたヒヨコに親と認識してもらえるようにふれあいつつ、初めてのエサと水をあげていきます。ちなみにエサには粒の大きさや栄養バランスが整えられたヒヨコ専用のもの、水入れには落ちて命を落とすことがないように工夫された専用のものを使用。その後ヒヨコたちはすぐにエサと水を認識し、小さなくちばしでついばみ始めたのでした。


 食事の後はふれあいタイム。手のひらで包んであげると、ヒヨコたちはすやすやと眠り始めました。続いて鶏小屋にいるもう1羽のヒヨコの様子を見に行くと、こちらもエサを食べたり親鳥のおなかの下にもぐりこんだりと、元気な姿を見せてくれました。


 ここで4羽のうち3羽のヒヨコが黄色ではなく、なぜ黒色なのかを考察していきます。じゃぱちきさんはこのヒヨコたちが「ウコッケイ」と「アローカナ」という品種の交雑種だと考えているようです。


 というのも普通のニワトリは足の指が4本ですが、ウコッケイには足の指が5本、さらに皮膚が黒いという特徴があります。指の数が5本ある黄色いヒヨコと、指の数は4本ですが黒い色のヒヨコは、ウコッケイの遺伝子を持っていると考えられるのです。


 また、ヒヨコたちが生まれてきた卵は白色や茶色ではなく、少し青っぽい色をしていました。これは体の中で卵の殻が作られる時に青色の色素が混ざる、アローカナが産む卵の特徴に当てはまります。


 ニワトリの羽の色は遺伝するため、黒いヒヨコは母鳥の羽の色を引き継いだものと考えられます。黄色いヒヨコは白い羽のニワトリから生まれやすいですが、黒い羽の遺伝が入ると黒いヒヨコが生まれることもあるとのこと。ただ羽の色はいくつかの遺伝子情報が組み合わさって決まるため、同じ親から生まれても羽の色が違うことがあるそうです。


 じゃぱちきさんはヒヨコたちのそばに布団を敷き、近くで寝ることにしましたが……電気を消すとあまりにも鳴くため、お布団の中に招き入れて、一緒に寝ることにしたのでした。


 3日後。3羽のヒヨコは順調に育っていて、鶏小屋にいるヒヨコも元気そうです。じゃぱちきさんは今後もヒヨコたちを含むニワトリたちの様子について、動画で報告していく予定です。


 動画には「黒いヒヨコって初めて見た」「感動」「手の中で寝た瞬間、声出た」「オーソドックスな黄色ヒヨコはもちろんだけど黒ヒヨコかわいすぎんだろ……胸元だけ白っぽいのもたまらん」「もう本当にかわいすぎる……新入りの3匹の成長が楽しみです!」「ヒヨコは当然にかわいすぎるとして、ママ鶏かわいい……」などの声が寄せられました。


 じゃぱちきさんはYouTubeチャンネル「じゃぱちき【Japanese Chicken】」の他、Instagramアカウント(@japachicke)やTikTokアカウント(@japachicke)でも情報を発信中。保護した鶏たちの様子を見ることができます。


動画提供:YouTubeチャンネル「じゃぱちき【Japanese Chicken】」



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