
自宅前の水路で捕獲し、稚魚から育てているライギョの9カ月後の姿を紹介する動画がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で9万8000回以上再生され、1700件を超える高評価を獲得しています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」のまつりさん。普段は飼育している生き物たちの様子や、生き物屋敷にするべく購入した古い民家での活動などを投稿しています。以前は竹を束ねただけの罠を川に仕掛けて、1週間待ってみた結果が話題となりました。
今回話題を呼んだのは自宅前の水路で捕獲し、稚魚から育てて9カ月経過したライギョに、釣った魚を与える様子です。捕獲した直後のライギョは体の色が黒くて小さく、オタマジャクシのような見た目をしていましたが……現在ではすっかりライギョらしい体の色と形になっていました。
まつりさんは現在、ライギョたちを健康状態や体の大きさなどに合わせて、複数の水槽に分けて飼育しています。緑色背景の水槽で暮らすライギョたちは人慣れしていて何でも食べるため、成長速度が上がってぐんぐん大きくなっているそうですよ。
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今回は少し変わったエサを用意しました。冷凍庫から出してきたのは、ルアー釣りなどで外道とされている「エソ」という魚です。このエソは先日「きな猫釣ちゃんねる」のきなさんに誘われて、遊漁船Onionに乗ってヤリイカを釣りに行った際に釣れたもの。
このエソは釣れた際にエギ(疑似餌)を丸飲みしてしまい、今もおなかの中にエギがある状態なので、さばいたあとは、肉はエサに、回収したエギは返却することになっています。
エソは大きいと70〜80センチほどになりますが、小骨が多くて食べづらいため、積極的に食べる人は多くありません。そのまま食べるよりもかまぼこなどの原料にされることが多く、高級な魚に分類されているようです。
胃の中にあるエギを傷付けないよう、慎重にエソをさばいていきます。エソの口には細かく鋭い歯が生えていることや、胃袋が非常によく伸びることなど、次々と面白い特徴が見つかりました。作業を進めていくとやがてエギを回収することに成功。エソが食いついたせいなのか、エギには少し傷が付いてしまっていました。
エギを回収したあとはエソの身をカットしていきます。ライギョに与える身の部分は細かく切り、体の大きなサルバトールモニターというトカゲやスッポンに与える部分については、骨ごとぶつ切りにしました。
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ライギョのような淡水魚に海水魚の肉を与えてもよいのかと疑問に思った方もいるかもしれません。水族館でも淡水の肉食魚に、安定的に入手できるアジやキビナゴなどの海水魚を与えることは珍しくありません。まつりさん自身も与えすぎはよくないが、ほどほどなら問題ないと考えているそうです。
緑色背景の水槽にいるライギョにさばいたエソを与えてみることに。試しに一切れ落としてみると一番体の大きな個体が素早く寄ってきて、あっという間に飲み込みました。
続いて切り身を一切れずつ落としていくと、ライギョたちは次々とエソに食いつきます。少し大きな切り身でもしっかりと食いつき、飲み込む姿はさすが肉食魚ですね。ライギョは大きな獲物に食いついたあとは底に沈み、時間をかけて飲み込むことがあるとのこと。次々と切り身をあげているとやがて満腹になったのか、ライギョたちは底に沈んでゆっくりと獲物を飲み込んでいたのでした。
お次は隣の青色背景の水槽にいる、一回りサイズが小さいライギョたちに切り身をあげてみます。こちらは先ほどの水槽ほどの勢いはないものの、一部の個体が食いついてくれました。こうして見ているとライギョにも個体差や個性があり、それによって成長の差が出ていることがうかがえますね。
体が小さかったり、ほかのライギョに攻撃されてヒレを失ってしまったりしているライギョたちが暮らす水槽にも切り身を入れてみます。こちらでも一部の個体が食べてくれましたが、食いつきがいいとは言えません。
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もともと飼育していた大きなライギョには大きめの切り身をあげてみると、こちらは実に堂々とした食べっぷりを見せてくれました。
さらに貝が大好物で、エサが食べたすぎてフライング気味のギアナカイマントカゲに内臓をあげてみます。するとピンセットごと内臓に食らいつくという、とっても豪快な姿を披露してくれました。胃袋にも身にも勢いよく食いつき、あっという間に完食。実に気持ちいい食べっぷりですね。
続いてメダカやエビが入っている、エサ食いが悪くて小さいライギョが暮らす水槽にもおすそ分けをしましたが……こちらは全く反応せず、切り身はエビのごちそうになりました。最後はもともと外で飼育し、生き餌で育ててきた大きめのライギョたちがいる水槽にも入れましたが、切り身にはほとんど興味を示しませんでした。やはり個体差がすごい……!
それぞれに個性や個体差があるライギョたちは今後どのように成長し、どのくらいの大きさになっていくのでしょうか。次の報告が待ち遠しいですね。
この投稿に対し、YouTubeでは「すごい!育てるのうますぎる!愛ですね」「どんどんライギョらしい精悍な面構えになってきてますね」「ライギョって一匹生き残れるかどうかくらい稚魚からの成長難しいと聞いたことあるので、この結果は本当にすごいと思います」「なんか親戚の子どもって感じで久しぶりに見る成長が嬉しい」「エソて自分よりデカいルアーにも食い付いてくるもんなあ、飼育とかしたら面白そうですね」(原文ママ)「ライギョちゃん達大きくなりましたね、これからも成長楽しみです!」などの声が寄せられました。
まつりさんはYouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」や、サブチャンネル「真釣の自由研究」で情報を発信中。飼育している生き物たちの様子や、日々整備を進めている中古物件の状況などを見られます。
動画提供:YouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」
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