
Nothing Technology Japanの春の新製品発表会「NOTHING 2026 SPRING UPDATE」が開催され、新製品「Phone(4a)Pro」の評価機を借りることができました。日本市場で初めてProシリーズとして展開される同モデルは、ハードウェアの美しさと、OSを含めたソフトウェアの進化が融合した、まさに「使っていて楽しいスマホ」の完成形と言える仕上がり。評価機をしばらく使ってみて、これは2026年のベストバイになり得ると確信しています。
今回の発表会では、Phone(4a)Proの他に「Phone(4a)」とワイヤレスヘッドフォン「Headphone(a)」の新色が披露されました。これまでもNothingの製品は、その独特な透明デザインと「Glyphインターフェース」(背面ディスプレイによる通知システム)で注目を集めてきましたが、今回発表されたモデルは、単なるデザインのアップデートにとどまりません。
発表会は「ピンクなのは桜だけじゃない」というキャッチコピーのもと、春らしい華やかな雰囲気で開催されました。会場ではDJがプレイし、ゲストのダンスチーム「アバンギャルディ」のパフォーマンスが会場を沸かせるなど、Nothingらしいエンターテインメント性にあふれたイベントでした。
今回発表された製品ラインアップの中で、特に目を引いたのがカラーバリエーションです。Phone(4a)Proはシルバー、ブラック、ピンクの3色、Phone(4a)はホワイト、ブラック、ピンク、ブルーの4色、そしてHeadphone(a)には新色のイエローが追加され、ホワイト、ブラック、ピンク、イエローの4色展開となりました。
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中でもピンクのモデルは、派手すぎず、かといって地味すぎない絶妙な色合いで、日常使いのアイテムとして非常に魅力的です。私も会場でHeadphone(a)のピンクを試着してみましたが、ファッションのアクセントとしても十分に機能するデザイン性の高さを感じました。
●日本市場に本気を出した「Pro」の存在感
今回の発表で最も大きなニュースは、日本で初めてProシリーズのPhone(4a)Proが投入されたことでしょう。SnapdragonR 7 Gen 4を搭載し、12GBのRAMと256GBのストレージを備え、価格は7万9800円。国内キャリアでは楽天モバイルが独占販売します。
そして、日本のユーザーにとって待望の機能である「おサイフケータイ(FeliCa)」についに対応しました。eSIMにも対応しており、メインのスマートフォンとして死角がなくなったといえます。
Phone(4a)Proのデザイン面での最大の特徴は、背面の「Glyphマトリックス」です。137個のミニLEDで構成されたこのマトリックスは、時刻や録音中の音声波形、赤いRECインジケーターなど、リアルタイムの情報をビジュアルで伝えるインタフェースとして機能します。Nothingらしい遊び心が随所に散りばめられています。
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●カメラも進化、Essential AIでさらに楽しく
スマートフォンの評価において重要なカメラ性能も、Phone(4a)Proは大きく進化しています。トリプルカメラシステムで0.6倍のウルトラワイドから140倍のウルトラズームまでカバー。実際に夜の街で撮影してみましたが、ノイズが少なく、非常にクリアな写真が撮れました。カラーはもちろん、モノクロでの撮影もコントラストが美しく、写真撮影そのものが楽しくなるカメラです。
そして、ハードウェア以上に感銘を受けたのが、ソフトウェアの進化です。最新の「Nothing OS 4.1」は、当然GeminiやChatGPTが使えますが、専用AIとしての「Essential AI」が搭載されています。これは、AIを日常の道具として使いこなすためのNothingとしての回答といっていいでしょう。
中でも注目したいのが、「Essential Apps」(β版)を使って自分専用のウィジェットを作成する機能です。例えば「気圧がわかるアプリを作ってください」と入力するだけで、現在の気圧をリアルタイムで表示するウィジェットを簡単に作成できます。このバイブコーディング的な作業で、ウィジェットが3分で完成するのは、スマホを自分専用の端末に仕上げる最高の機能です。
下のポストは、花粉の状態を表示するウィジェット作成の様子です。3分でウィジェット作れちゃうのすごいしかない。
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●評価機を返したくないと思わせる完成度
Nothing Phone (4a) Proをしばらく使ってみて感じるのは、Nothingの本当のすごさはハードウェアのデザインだけではなく、OSを含めたソフトウェアの力にあるということです。
美しいデザインの端末に、最新のAI機能を直感的に使えるインタフェースが統合されている。AIを遠い未来の技術ではなく、日常の便利な道具として「自分専用のウィジェット作りに活用する」というアプローチは、非常に実用的で素晴らしいと感じました。
FeliCa対応という日本市場向けのローカライズも完璧で、カメラ性能も申し分ありません。正直なところ、この評価機は返したくないと思ってしまいました(返却しますけどね)。それぐらい毎日使っていて楽しいのです。
発表会会場でも「メインはiPhoneだけど、もう1台にNothingいいかも」という声を複数耳にしました。デザインと機能の両立を果たした上に、FeliCa対応で日本市場への本気度も十分。その気持ちは非常によく分かります。
「スマートフォンの進化は頭打ちだ」と言われることもありますが、Nothing Phone(4a)Proは、まだまだスマートフォンは楽しくなれるということを証明してくれました。2026年に新しいアンドロイドスマホを探しているなら、Phone(4a)Proは十分選択肢に入る1台だと自信を持っておすすめします。
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