現チームへ全幅の信頼示すルイス・エンリケ監督[写真]=Getty Images パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、バイエルン撃破へ自信を示した。フランス紙『レキップ』が伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)連覇を目指すPSGはリーグフェーズを11位で終えてノックアウトフェーズへのストレートインを逃したが、プレーオフでモナコとの同国対決を制し、ラウンド16ではチェルシーを2戦合計8−2で粉砕。シーズン終盤にかけて次第に調子を上げていくと、準々決勝では王者の貫禄を見せつける戦いぶりでリヴァプールを2戦合計4−0で下し、3年連続でベスト4へ駒を進めた。
準決勝で対戦するのはバイエルン。ヴァンサン・コンパニ体制2年目の今シーズンは4試合を残してブンデスリーガ連覇を決め、リーグの最多得点記録を54年ぶりに更新するなど圧巻の強さを誇る。CLではリーグフェーズを2位で終えると、ラウンド16でアタランタを2戦合計10−2、準々決勝でレアル・マドリードを2戦合計6−4で下した。
ホーム開催となる準決勝ファーストレグに向けた公式会見に出席したルイス・エンリケ監督は、「我々より強いチームはいない」と昨季王者としての自信を示している。
「非常に好調なシーズンを送っている2チームの対戦であり、ファンにとって魅力的な試合になるだろう。守備のデータも重要であり、その点でも両チームはヨーロッパで最高の2チームだ。安定性という点では、バイエルンがわずかに我々を上回っている」
「しかし、チームとして我々はここにいる(手を上に向けながら)し、我々より強いチームはいない。リーグ戦が終わったシーズンの初めにも、私はそう言った。リヴァプールやチェルシーのような強豪チームには敬意を払っているし、バイエルンに対しても同様だ」
また、互いにリーグフェーズ、ノックアウトステージを通じて最も多くのゴールを奪っており、今回のセミファイナルでも打ち合いを制した方が優位に立つかに思われるが、スペイン人指揮官は「いや、むしろ逆だ。攻撃力の高いチームは確かに存在するが、守備の仕方を心得ていなければならない。それがカギとなる。こうしたタイプのチームに対して、どのように守備をするかを知っていなければならない」と、守備面が勝負のポイントになると主張した。
ただ、FWルイス・ディアス、FWミカエル・オリーズと強力な両翼を擁する相手に対して、攻撃的なDFアクラフ・ハキミとDFヌーノ・メンデスのサイドバックコンビのプレースタイルが変わることはないとも語っている。
「チャンピオンズリーグで守備に徹することで、我々のプレースタイルが変わったと思いうか? ノーだ。彼ら(サイドバック)は守備を強いられるだろうし、バイエルンは強く、非常に良い守備をするはずだ。しかし、我々は守備よりも攻撃を優先しなければならない。この難しさは理解しているが、妥協はしていない。最初の試合の結果に関わらず、最初の試合と2試合目に勝ちたいと思っている」
敵将コンパニ監督に対しては「彼のチームは私のお気に入りのチームのひとつだ。特に攻撃的な監督が好きで、彼は間違いなくその1人だ」と再び対戦相手へのリスペクトを示したルイス・エンリケ監督だが、「我々は勝利への渇望に燃え、さらに成長したいと思っている」と勝負の部分では一歩も譲る気はない。
PSGとバイエルンが激突するCLノックアウトフェーズ準決勝のファーストレグは、日本時間29日の午前4時にキックオフされる。