好セーブを見せ続けた大宮GK福田史織[写真]=WE LEAGUE「今日はポストというか、相手に微笑んでたなと。そういう感じはあります」と振り返ったのはRB大宮アルディージャWOMENの守護神・福田史織。クラブにとっての初タイトルを目指した中、準優勝に終わり悔しさを滲ませた。
29日、2025-26 WEリーグ クラシエカップ 決勝が『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』で行われ、大宮は日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦した。共に初優勝を目指した戦いは、一進一退の展開に。開始3分に大宮が先制すると、後半早々に東京NBが追いつくと、互いに譲らずに試合は延長戦へ。延長では東京NBが先手を奪い勝利に近づいたと思われたが、大宮が終盤に執念の同点ゴール。PK戦にもつれた試合は、1ー3で東京NBが制し、初のクラシエカップ優勝を果たした。
三菱重工浦和レッズレディースから期限付き移籍で今季から加入した福田。守護神として大宮を最後尾から支えると、ビッグセーブも連発。準決勝のセレッソ大阪ヤンマーレディース戦でも福田のセーブがチームを救うなど、決勝進出に大きく貢献してきた。
しかし、決勝では悔しい敗戦に終わり準優勝に。福田は「優勝を目指してやっていたので、本当に悔しい気持ちでいっぱい」と、開口一番悔しさを口にした。試合を振り返っても自身のプレーを反省。「相手に回される時間が多かったけど、みんなで守っていた中で、最後のところで自分が止めなきゃいけないところが止められなかった」とコメント。ただ、この日は不運も重なりポストに嫌われていた。「全部シュートはポストに当たって、悪い方向に跳ね返って入ってしまったので、そこは実力もそうですけど自分の運みたいなところも少し悪かったのかなっていうのはある」と、不運に見舞われたことも悔しさを滲ませた。
同点に追いつかれたシュートはクロスバーの下を掠めてネットイン。延長戦で勝ち越されたゴールは、右ポストに跳ね返ったボールが相手のところへと転がり押し込まれてしまった。そしてポストはPK戦でも味方になってくれない。2人目の岩清水梓のシュートはクロスバーを叩いたが、跳ね返ったボールが福田の体に当たってゴールに入った。
ただ、福田は運がなかったせいにはしなかった。「勝ってる中で、1失点目のところは自分が少し崩れてしまったからこそ、ポストに当たるボールが弾けなかったっていうところはあります。自分が1対1ではありましたけど、最後まで崩れなければ、あのシュートも少し触ってポストにも当たらず、枠外に出ていたのかなっていうところ。自分の実力不足というか、ダメだったところかなと思います」と自身の態勢を整えられていなかったことを反省した。
悔しさの残る試合となった福田。ただ、男子チームがホームゲームを戦っている中で、多くのサポーターがスタジアムに駆けつけ、最後まで後押ししてくれた。「男子の試合もかぶっている中で、女子サッカーに1万人を超える観客の皆様が集まってくれて、こういう白熱した試合を皆さんにお見せすることができたことは本当に良かったです」とコメント。「その中でも、皆様の後押しがあったからこそ、延長戦の後半で追いつけた得点だと思うので、そこはチームで成長した部分かなっていうのは思います」と、大宮に移籍してきて感じる成長もあったとした。
PK戦での勝敗は読めないところだが、福田は反省。浦和でチームメイトだった塩越柚歩との駆け引きもあったが「柚さんのPKのところは、両方のサイドに蹴るイメージがあって、自分の中では飛んだ方向に蹴っている印象が強かった」と、経験から読んだとコメント。ただ、結果は塩越が逆を突いて成功させることに。「そこは柚さんの方が一枚上だった感と思います。自分が止められるところで止められなかったのが、今日はPK戦まで行ってしまった原因かと思います」と語り、自身の更なるパフォーマンス向上に意気込んだ。
取材・文=菅野剛史(サッカーキング編集部)
【動画】決勝でもチームを救った福田史織のビッグセーブ
#福田史織 が決定機を阻止するビッグセーブ!
🏆 2025/26 WEリーグ クラシエカップ
🆚 RB大宮アルディージャWOMEN vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
🔢 1-2
📺️BSテレ東にて生放送中
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