ニコ・ウィリアムズはアラベス戦で勝利の立役者に [写真]=Getty Images アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズが、2日に行われたラ・リーガ第34節アラベス戦で、ケガからの復帰後初となる2ゴールを挙げた。試合後、スペインメディア『マルカ』が、同選手のコメントを伝えている。
ラ・リーガ第34節が2日に行われ、アスレティック・ビルバオは敵地でアラベスと対戦。アスレティック・ビルバオは序盤の失点で1点ビハインドの状況で後半に折り返したが、後半立ち上がりの46分、ニコのポストプレーから中央を破ったスペイン人FWロベルト・ナバーロが同点ゴールを記録。2−2となって終盤に突入すると、背番号10を託された“エース”のニコが躍動する。
まずは83分、同FWゴルカ・グルセタとのワンツーで中央を破って入り、ペナルティエリア内から右足で冷静にシュートを流し込むと、続く87分にはカウンターの流れから、グルセタの浮き球のスルーパスで左サイドのスペースを攻略。飛び出してきたGKの位置を見て左足で冷静に流し込み、アスレティック・ビルバオを4−2の勝利へ導いた。この結果により、アスレティック・ビルバオは暫定8位に浮上。来季のヨーロッパカップ戦出場権を考慮すると、大きな勝ち点「3」を手にした。
試合後、ニコは「ここまで非常に長かった。特にこの数カ月間は本当に苦労したけれども、今は“このとき”が重要だと思えている」と告白。この言葉の背景には、今季苦しめられたケガの存在がある。
今シーズン、ニコはそけい部の負傷に悩まされ続けてきた。シーズン序盤に約1カ月間の欠場を強いられたが、復帰後もなかなかパフォーマンスが上がらず、今年2月に入ると再び1カ月以上にわたって戦線を離脱。4月に入って復帰を果たしたが、以降も得点やアシストといった明確な数字に絡むプレーを見せられず、この試合での2得点は、2度目のケガからの復帰後初ゴールだった。
“復活”を遂げた背景には、エルネスト・バルベルデ監督の存在もあるようだ。今シーズン限りでの退任が決まっている指揮官を「僕にとって父親のような存在」と語るニコは、「彼は僕のためを思い、すべての言うべきことを言ってくれる。逆に、僕も彼の言うことは絶対に聞くよ」と明かす。ここまでの苦しい時間を乗り越える上で一役買った“父親”に、感謝の言葉を明かした。
また、チームの結果としても、「厳しい戦いだったが、なんとかやり遂げた。これからヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得のため、僕らは最後まで全力で戦う。ファンの皆さんが応援してくれることを願っている。彼らの力は絶対に必要不可欠だ」とニコ。同時に、自身の2ゴールをどちらもアシストしたグルセタに対しては、「どちらも本当に素晴らしいパスを出してくれた」と話した。
なお、今季を通してケガに悩まされ、パフォーマンスが上がってきていなかったニコは、昨年の9月シリーズを最後にスペイン代表から遠ざかっている。先のケガの影響で、FIFAワールドカップ2026前最後のインターナショナルマッチウィークとなった今年3月の国際親善試合も招集外。だが、このタイミングでコンディションが戻ってきたことは、4大会ぶり2度目の優勝を目指す“ラ・ロハ”にとっても朗報と言えそうだ。
【ハイライト動画】ニコ躍動でビルバオが逆転勝利!