
<阪神3−0巨人>◇3日◇甲子園
阪神才木浩人投手(27)が通算8度目、今季初の完封で復活を示した。雨中の巨人戦に先発し、7回4安打無失点、11奪三振。7回降雨コールドのため1人で投げ切り、4月7日のヤクルト戦(甲子園)以来1カ月ぶりの3勝目を手にした。
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最大のピンチは最大の武器で勝負する。0−0の2回2死満塁。1番吉川を空振り三振に仕留めたのは、オフから改良を重ねてきたフォークだった。
「本当に三振に斬るっていうところで。もう、フォークで」
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ワイルドピッチでも1点入る状況下だったが、それでも最も頼れる変化球を投げ込んだ。昨季より打者側で鋭く落ちる軌道。悪天候の状況でも勇気を持って選択した。今季初スタメンでリードした捕手梅野隆太郎捕手(34)も「(走者が)スコアリングポジションにいるところでの三振。自分にとっても取りたいところで三振が取れた。狙いにいって三振が取れたのは一番良かった」とうなずいた。
1−0の5回2死二、三塁。降雨コールドが頭によぎる中、同点、逆転だけは防ぎたい一心だっただろう。フルカウントでまたもフォーク。中山のバットに空を切らせた。「思い切ってというか、もうプラスに(考えて)いくつもりで腕を振って投げた。まぁまぁ、いい結果につながってくれたかな」。6失点KOした神宮では、うつむきながらグラウンドを去った才木。自分を救ってくれたのは、春季キャンプから惜しみなく磨き続けたフォークだった。【只松憲】
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