過去に「レンタカー代」の請求書=遠征で手配、顧問「見逃した」―北越高が会見・磐越道事故

72

2026年05月11日 15:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

私立北越高校・男子ソフトテニス部顧問の寺尾宏治教諭=10日、新潟市中央区
 福島県郡山市の磐越自動車道で、私立北越高校(新潟市)の男子ソフトテニス部員らを乗せたマイクロバスがガードレールに衝突し1人が死亡した事故で、同校は10日夜、記者会見を開いた。同部顧問の寺尾宏治教諭は、過去にも複数回、バス運行会社「蒲原鉄道」(新潟県五泉市)に遠征のバスを手配しており、同社から「レンタカー代」などの名目で請求書が送られていたと明かした。

 寺尾氏は冒頭、バスには荷物が多く、部員との同乗は断念したと説明。自身の車で遠征先に向かったといい、「生徒を安全に引率すべき立場にありながら、惨事を防げなかった。心からおわび申し上げる」と謝罪した。

 寺尾氏によると、同部は過去にも複数回、蒲原鉄道を通じ、遠征のバスを手配。そのたびに、同社からは「貸し切りバス」または「レンタカー代、人件費」の名目で請求書が送られていた。レンタカーを使うこともあったためとみられるが、同氏は「請求書の総額を確認するだけで、見逃していた」と語った。

 バスはレンタカーで白ナンバーだったが、「自分では確認しなかった。運転手についても(同社の所属か)確認しなかった」とも説明した。

 また、事故現場から回収された持ち主不明のバッグから、宛名に運転手の名字が書かれた封筒が見つかり、現金3万3000円が入っていたと明らかにした。封筒には「手当」「ガソリン」などの記載があり、福島県警に提出したという。

 死亡した部員の稲垣尋斗さん(17)については「人なつっこい性格で、後輩の面倒も優しく見てくれた」と振り返った。「彼より上手な後輩がいたが、明るく盛り上げ役になってくれた。練習の合間に進路の話もしていた」と語った。

 同校は会見に先立ち、保護者会を開催。参加者からは「顧問が同乗していれば防げた」「教員としてどうなのか」との声が上がったという。

 事故は6日朝に発生。稲垣さんが死亡し、20人が重軽傷を負った。県警は7日、バスを運転していた無職若山哲夫容疑者(68)を自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で逮捕した。

 蒲原鉄道は、レンタカーの手配や運転手の紹介は、北越高の依頼によるものだったと説明。一方、同校は貸し切りバスの手配を依頼したとの認識を示しており、両者の見解は異なっている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 高校側も嘘くさいなあ。校長は知らなかったかもしれないけど。顧問はどうだろうか。本当のこと言えよ。全部運転手とバス会社に罪をなすりつけるのか。
    • イイネ!8
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(55件)

前日のランキングへ

ニュース設定