スターアニス(ユーザー提供:たつさん) 今週の日曜日は、東京競馬場でオークス(GI)が行われます。
過去10年のオークスは上位人気に支持された馬の活躍が目立っていて、3着以内に入った30頭のうち、22頭が5番人気以内だった馬。しかも、20年以外はすべて5番人気以内の馬が2頭以上馬券に絡んでいますので、馬券の主軸には人気馬を据えるのが的中への近道と言えるかもしれません。
ただ、意外と侮れないのが10番人気以下の穴馬です。過去10年のオークスで10番人気以下の馬は[0-2-4-82]。好走率は高くありませんが複勝回収率は86%とまずまずの数字。特にここ5年のオークスでは人気薄の激走が目立っていて、24年以外の4レースで二桁人気が馬券圏内に好走。近年の傾向を踏まえると、人気馬と人気薄を組み合わせた馬券で勝負するのも有効な手段と言えそうです。
そんな一筋縄ではいかないオークスで、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆連対率100%のデータと合致
今週のオークスでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるスターアニスでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
スターアニスは昨年の阪神JF(GI)、今年の桜花賞(GI)を制し同世代の牝馬の中では頭一つ抜けた存在と言えます。しかも、阪神JFは2着と0.2秒差でしたが、桜花賞ではその差を0.4秒に広げています。走破時計も詰めていますし、2歳時よりもさらに成長しているのが感じられる走りを見せています。
前走の桜花賞は阪神JF以来の出走。休み明けを使われた上積みが見込めますし、オークスでさらにパフォーマンスを上げてくる可能性は十分にあります。課題となるのは2400mの距離になりますが、それは他の出走馬にも言えること。これまでのレースぶりから折り合いに難しさのあるタイプではなさそうですし、リズムよく走れば対応は可能なはず。
また、今回は前走で逃げた馬や先行策を取っていた馬の出走が多く、スローペースにはならなそうなメンバー構成。スローペースよりもテンから流れる展開の方が折り合いはつきやすいでしょうし、この点もスターアニスにはプラスに働くはずです。
ほかにスターアニスの好走を後押しする材料としては、桜花賞を上がり最速で優勝した馬はオークスでも崩れていないことでしょうか。阪神競馬場がリニューアルされ、桜花賞が阪神芝外回りで開催されるようになった07年以降のオークスを見ると、前走で桜花賞に出走し1着だった馬は[7-2-1-6]。勝率43.8%、連対率56.3%、複勝率62.5%。単勝回収率は126%、複勝回収率も106%とこれだけでも十分な成績ですが、上がり1位の馬に限れば[5-1-0-0]と凄まじい結果となっています。
桜花賞で優勝している時点で能力の高さは担保されています。さらに、上がり最速をマークしているのは、ゴールまで脚色が鈍っていない証拠と言えます。そのような馬は距離が延びても対応できるスタミナもあるため、オークスでも結果を残せているのだと考えられます。スターアニスも前走の桜花賞を上がり最速で制していますし、ここも好勝負になる可能性は十分にあります。07年以降のオークスの傾向から信頼度の高い人気馬とも言えるでしょうし、牝馬二冠達成に期待したいところです。