
<日本生命セ・パ交流戦:阪神2−5日本ハム>◇27日◇甲子園
日本ハムが交流戦連勝スタートを決めた。先発加藤貴之投手(33)がプロ初タイムリーで自らを助け、今季5勝目を挙げた。
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加藤貴が、投手ながら打撃センスが高いのには、理由がある。拓大紅陵から、かずさマジック入りした初年度は、野手の練習をしていた。主にファースト。まだ18歳ということもあり、拓大紅陵時代の恩師小枝守氏が「まだ成長が止まっていないので(投手として)無理はさせないでほしい」と進言したことも大きかった。打撃センスも高く、本人もバッティングが好きだったことで、着実にスキルを上げた。
投手としてプロ入りも、打撃練習は大好き。毎年交流戦前の打撃練習では軽く柵越えを放つ。今季も20日のエスコンフィールドでのフリー打撃で右翼スタンドに2発放り込んだ。登板前日は「バッティングは期待していないので。しっかりバントが決められたら」と謙虚に話していたが、飛ばすセンスは抜群だ。
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貴重な時間を与えてくれた小枝氏は19年に他界も、その進言があったからこそ、土台ができ、練習量が少なくても、しっかりボールを捉えられる素地ができた。来季からセ・リーグもDH制が導入される。打者として結果を出す“ラストイヤー”かもしれない年に、10代のころの経験が、素敵な初タイムリーに生かされた。【永野高輔】
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