
春闘では賃上げやベースアップのニュースが世間を賑わせたが、その恩恵にあずかれるのは一部の企業に限られている。
福岡県の60代男性(その他/年収250万円)は、契約社員として働き、毎月の手取りは15.5万円。「仕事内容に比べて低いと思う」と、待遇への不満を漏らす。
そんな男性にとって、世間が浮き足立つ大型連休は、死活問題でしかないようだ。(文:篠原みつき)
連休のせいで手取り減額、生活のために「スキマバイト」
時給や日割りで働く非正規労働者にとって、休日が増えることはそのまま直結して収入減を意味する。
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「特に5月支給分はゴールデンウイークが入っているので13万台しかない」
手取りが13万円台まで落ち込めば、日々の生活すら危うくなる。「年々微々たる上乗せはされてはいるが」としつつも、生活費の捻出に追われる実情をこう明かす。
「貯金どころか光熱費支払いとかあるので、別にスキマバイトをしている」
本業だけでは暮らしていけず、60代にしてスキマ時間での労働を余儀なくされているのが現実だ。
「うん十万円上乗せ」の報道はやめてほしい
厳しい生活を強いられる中、テレビから流れてくる賃上げのニュースは、男性の心を逆撫でするだけだった。
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「ニュースなんかで、うん十万円上乗せだの放送されますがホントやめてもらいたい」
さらに男性は、恵まれた環境にいるはずの人間が不祥事を起こすことへのやり場のない思いを吐露している。
「そういう方が犯罪に手を染めたりされるのは理解が出来ない」
連休を素直に喜ぶこともできず、大企業の賃上げの恩恵も届かない。華やかなニュースの裏側には、日々の光熱費を払うために身を粉にして働く人々のシビアな現実があるようだ。
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
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