
私は手元の紙で計算しながら、タカシに浪費の事実を突きつけました。ランチ代が月3万円、タバコが2万円、お酒と趣味で5万円。それだけで月10万円かかっています。私に食費を削れと言うなら、そこを減らしてもらうのが先です。

タカシは大声で私を威嚇すると、不機嫌そうに寝室へと消えました。「これ以上生意気なことを言うなら、もう俺が稼いだ金を出さないぞ」と言いたいのかもしれません。けれど私は心のなかでひそかに、冷静な判断を下していました。
タカシが「食費を削れ」と言ったから、私は質素な夕食を出しました。「もっと努力しろ」と言うから、タカシの浪費の事実を突きつけました。するとタカシは「俺より稼いでから言え」と逆上してきたのです。
そのあまりに傲慢な態度に、私もさすがに心のなかでイエローカードを出しました。家族はひとつのチームとして協力しあわなければやっていけないと思います。けれどもしかしたら、私がタカシにレッドカードを出す日も……近いのかもしれません。
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