レイデアルマス(撮影:井内利彰) 3回東京開催の1週目、2週目の芝レースはすべて美浦所属馬が勝利。そもそも、栗東所属の遠征が少なかったというのはあるが、東京最終週となる今週は楽しみな馬がスタンバイ。下記で紹介しているので、その中身を確かめていただきたい。
【6月20日(土) 阪神芝1400m】
◆ブラックミューズ(牝、父ミスターメロディ、母アドマイヤアロー、栗東・松永幹夫厩舎)
母系には2008年、2009年と中山金杯を連覇したアドマイヤフジ(父アドマイヤベガ)がいる。馬主である柳田悠岐氏は福岡ソフトバンクホークスの現役選手。2024年ノーザンファームミックスセール当歳にて、2900万円(税抜き)で落札されている。
本馬について「すごく素直な馬で落ち着きがあります」とゲート試験を受けた時から松永幹夫調教師の評価が高かった馬。先週のCW追い切りでは先週の新馬戦で3着だったオンユアマークスと併せて互角以上の動き。ミスターメロディ産駒ではあるが、距離には融通が利きそうなタイプ。鞍上は岩田望来騎手が予定されている。
【6月20日(土) 東京芝1400m(牝)】
◆ニクスルーナ(牝、父ジャンダルム、母ルナベイル、栗東・高柳大輔厩舎)
おじに2019年ジャパンCを勝ち、現在は種牡馬として活躍するスワーヴリチャード(父ハーツクライ)がいる血統。本馬は2024年セレクトセール当歳にて、3800万円(税抜き)で落札されている。
本馬について「追い切りはやれば動きそう」と高柳大輔調教師がコメントしていたが、それが証明されたCWでの1週前追い切り。レースで騎乗予定の松山弘平騎手が跨り、3歳未勝利2頭との3頭併せで最先着。6F83.2秒と全体時計はさほど速いわけではなかったが、ラスト2Fが11.4秒から10.9秒。ゴール前も余裕のある動きだったので、まだまだ伸びしろはある。新種牡馬ジャンダルムはすでにJRAでデビューした馬はいるが、勝ち上がりはなし。それだけにこの馬に寄せられる期待は大きいだろう。
【6月21日(日) 東京芝1400m】
◆ミエルモーサ(牝、父シルバーステート、母ミスエルテ、栗東・松下武士厩舎)
半姉に芝で3勝を挙げているジャサルディア(父キズナ)、母系には同厩舎で管理され、2025年フィリーズレビューで重賞を勝ち、先週のパラダイスSではそれ以来の連対を果たしたショウナンザナドゥ(父キズナ)がいる血統。
本馬について「牧場での評判が高くて、入厩してからも順調です。気性的に難しいところのある血統だと思いますが、今のところはそういった面も見せていません」と松下武士調教師。レースで騎乗予定の西村淳也騎手が跨ったCWでの1週前追い切りは古馬2勝クラスを追走して先着。ラスト1F11.5秒は手応えに余裕ある走りでマークしており、実戦での走りが楽しみ。
【6月21日(日) 東京芝1800m】
◆レイデアルマス(牡、父ドレフォン、母タッチングスピーチ、栗東・杉山佳明厩舎)
祖母リッスンということもあってか、入厩前も入厩後も「誰が見てもいい馬」と高評価する杉山佳明調教師。母系には阪神JF、ヴィクトリアマイルでマイルGIを制しているアスコリピチェーノ(父ダイワメジャー)がいる血統。
6月11日のCW追い切りは3歳未勝利2頭との3頭併せ。その真ん中に位置して、最後の直線はそこから抜け出してくるかという追い比べだったが、ゴールの時点では同入が精一杯。ただ、ゴールを過ぎたところでの勢いは他2頭とは違っていて、やはり走る馬だという伸びを見せていた。鞍上は西村淳也騎手が予定されている。
(取材・文:井内利彰)