血縁関係がなくても絆で結ばれた親子/托卵サレパパの実録さん(@takuran_nikki)提供 2歳で母親と離れ、4歳で血の繋がりがない「托卵子」と判明した次男へ向けた、父親の無償の愛と決意を綴った投稿がThreadsなどのSNSで大きな反響を呼んでいる。托卵サレパパの実録さん(@takuran_nikki)が「私の子どもが乗り越えられない訳がない」という言葉とともに投稿したこの内容には、3万件のいいねが集まった。血縁関係を超えた強い絆と子育てへの思いについて、投稿主の托卵サレパパの実録さんに話を聞いた。
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■血縁の否定されても変わらぬ思い…DNA鑑定乗り越えた親子の絆「パパがいるから大丈夫」
――4歳で血の繋がりがないと判明した当時、ご自身の中でその衝撃的な事実をどのように受け止め、彼を育てていく覚悟を決められたのかお聞かせください。
「DNA鑑定の結果を知ったのは、保育園へお迎えに行く直前のことでした。結果を見た瞬間、時間が止まりました。激しい動悸、ぐにゃぐにゃと歪む視界。頭では理解できているのに、心がどこかへ置いていかれるような、初めての感覚でした。緊張、不安、焦り、色々な感情が一気に押し寄せてきて、次男に会った時に自分がどんな顔をしてしまうのか、全く想像がつきませんでした。しかし、保育園に着いた瞬間でした。次男が私を見つけ、遊具を投げ捨てて『パパー!』と全力で走って飛びついてきたその笑顔を見た瞬間、それまで抱えていた不安が、すっと消えていきました。『受け止めた』とか『覚悟を決めた』というよりも、血縁関係が否定されたくらいでは、私の次男に対する気持ちや愛情は何ひとつ変わらなかった、というのが正直な気持ちです。血縁の否定がむしろ、私にとっては『無償の愛の証明』になり、改めてこの子を一生愛し、育てていこうと心から誓いました」
――次男くんが「明るく真っ直ぐに育ってくれている」と感じる、日常での具体的なエピソードや成長を感じた瞬間について教えてください。
「次男はとにかく楽しいことが大好きで、いつもおちゃらけては私たち家族を笑わせてくれています。また、小さい子にも優しく、困っている子がいると放っておけないような正義感の強さもあります。以前、友達にはママがいるのに、自分にはママがいないことを不思議そうに話したことがありました。それでも最後には『僕にはパパがいるから大丈夫』と笑って言ってくれました。幼いながらに色々なことを感じ、受け止めながらも、毎日明るく前を向いている姿を見るたびに、本当に強く、真っ直ぐ育ってくれていると感じています」
■「血が繋がっていない。だから何だ」いつかくる”打ち明ける日“のために父が心がけること
――「私の子どもが乗り越えられない訳がない」という力強い言葉に込められた、次男くんへの絶対的な信頼や強さを信じられる理由についてお聞かせください。
「まず、『血縁関係がなくても、お前は私の子どもだ』という、私自身の強い決意の意味が込められています。そして私自身、複雑な家庭環境で育ち、3人のシングルファザーとなってからも、さまざまな逆境を乗り越えて生きてきた自負があります。そんな私の背中を見て育っている子どもたちだからこそ、どんな壁にぶつかっても乗り越えられる強さを持っていると信じています。何より彼自身も、幼い頃に母親と離れて暮らすという大きな環境の変化を経験しながらも、今こうして明るく、強く、逞しく育ってくれています。その姿を一番近くで見ているからこそ、『この子なら必ず乗り越えられる』と確信しています」
――将来、次男くんに血の繋がりがないことを伝える時期や、どのような言葉で伝えていこうと考えているかなど、現在のご自身の思いを教えてください。
「伝える時期や言葉については、将来本人がその事実を受け止められるタイミングを、一番近くで見極めながら考えていきたいと思っています。ただ、その事実を知った時にも、自分自身を否定するのではなく、前向きに受け入れられるような、強い男に育てていきたいです。今もいつも、彼に伝えている言葉があります。『パパはお前と出会うために産まれてきたの。お前もパパと出会うために産まれてきたんだよ』。血が繋がっていない。だから何だ。これまで一緒に過ごしてきた時間、笑った日々、泣いた日々、そして積み重ねてきた愛情こそが、何よりも本物の親子の証だと伝えたいです。自分の人生に胸を張って歩んでいける男になってほしい。それが今の、正直な気持ちです」
――次男くんにはこれからどのような大人に成長してほしいか、そして親として彼にとってどのような存在であり続けたいか教えてください。
「私自身、どんな辛い出来事でも乗り越えた先で振り返ると、すべてに意味があったと感じています。これまで数々の困難を乗り越えてきたからこそ、彼にも、どんな壁にぶつかっても前を向き、乗り越えていける人になってほしいです。そして、些細なことにも幸せを感じられる心を持ち、人の痛みが分かる優しい心も持っていてほしいです。自分がどれだけ愛されて育ったのか、自分を必要としている人が必ずいるということを、絶対に忘れないでほしいと思っています。父親として、私は決して完璧な人間ではありません。それでも、何があっても彼の味方でいる存在であり続けたいです。いつか彼が大きくなった時に、『この人が父親で良かった』そう思ってもらえる人生にしたいです」