資産1億円を達成した「普通の会社員658人」の生態を徹底調査。4割が未婚、年収500万円未満も多数

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2026年06月21日 16:30  日刊SPA!

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日経平均株価が最高値を更新するなど株高が続くなか、普通の会社員でも純金融資産1億円を突破する「いつの間にか富裕層」と呼ばれる人が増えている。SPA!は純資産1億円を達成した会社員658人に調査を実施。彼らが“億り人”になれた秘訣に迫った!
◆億り人になった会社員の生活は…

高収入でも共働きでも、敏腕投資家でもないのに億り人になった会社員はどのような存在なのか。今回、SPA!が首都圏在住の純金融資産1億円超の会社員658人を調査したところ、半数以上は「月の生活費が30万円未満」という普通の暮らしぶりだった(Q1)。

Q1.毎月の生活費は?

10万円未満 74人
10万〜20万円未満 127人
20万〜30万円未満 135人
30万〜50万円未満 122人
50万〜100万円未満 68人
100万円以上 132人

作家の橘玲氏が「いつの間にか富裕層」増加の背景を解説する。

「この1〜2年の世界的な株高と不動産高騰で、日本もようやく世界の資産価格上昇に追いつき始めた結果です。世界最大級のプライベートバンクUBSは、純資産100万ドルから500万ドルの人たちを“Everyday Millionaires(どこにでもいるミリオネア)”と呼ぶ。もはや彼らは特別な富裕層ではなく“中の上”という存在です」

調査結果では世帯年収300万〜900万円未満の層が3割を超えていることが確認できた(Q2)。

Q2.世帯年収は?

300万〜500万円未満 60人
500万〜700万円未満 76人
700万〜900万円未満 77人
900万〜1200万円未満 119人
1200万〜1500万円未満 86人
1500万〜2000万円未満 89人
2000万円以上 151人

◆1億円達成者の特徴

ファイナンシャル・プランナーの横山光昭氏は、彼らの特徴を次のように読み解く。

「1億円達成者の多くは、『資産が増えても生活水準は上げない』という特徴が見てとれます。収入が増えたら支出も増やすのではなく、将来への余力を残す習慣が身についている。無理のない資産運用とされるのは年利3〜5%ですが、生活費が月30万円なら年間360万円ですから、1億円あれば、運用益の範囲でも生活できる計算になります」

では、彼らはどれほど積極的に投資を行ったのか。調査結果では、半数以上が資産形成期には手取りの50%超を投資に回していた(Q3)。

Q3.手取り収入の何%を投資や貯蓄に回した?

70%以上 29%
50〜70%未満 24.2%
30〜50%未満 19%
10〜30%未満 18.7%
10%未満 9.1%

この数字には横山氏も驚く。

「一般的には収入の20%を貯蓄・投資に回せれば優秀ですが、それも難しいという声が少なくありません。私自身、現場では17%をまず目標にしようと伝えているくらいです」

興味深いのは、億り人が必ずしも高収入共働きのパワーカップル(世帯年収1400万円以上)ばかりではない点だ。実際に1200万円未満の世帯が半数を超え(Q2)、未婚の割合が4割に迫る(Q4)。

Q4.未婚/既婚?

既婚 409人
未婚 249人

◆「時間」と「お金」の使い方が重要

橘氏は「時間」と「お金」の使い方の重要性を指摘する。

「人間関係は時間資源の配分問題です。恋人や家族は、自分の時間を最も多く分配する相手です。一人なら、その時間を仕事や資産形成に振り向けられる。資産形成の観点だけで見れば、単身者のほうが有利になるケースもあります」

橘氏は収入の多寡でなく、将来への向き合い方が“億”への鍵になると説く。

「ビッグファイブという性格診断に『堅実性』という指標があります。将来の自分をどれだけ大切にできるかを示す指標で、これが高い人ほど目先の消費より資産形成を優先します。加えて、彼らはもともと物欲が強くない人も多く、交際費やクルマなどへの支出も膨らみにくい」

◆1億円達成者の金銭感覚

実際、彼らの金銭感覚を見ていくと、普段の服装はユニクロなどファストファッション、散髪は1000円カットが多数派という結果となった(Q5)。

Q5.現在の金銭感覚に当てはまるものは?

・スーパーでの買い物は?
相場や割引を気にする 120人
値段は見ずに買う 23人

・普段の服装は?
ユニクロなどファストファッション 123人
ハイブランドをよく買う 29人

・仕事中にのどが渇いたら?
常に水筒を持参 78人
自販機やカフェなどに行く 27人

・散髪をするときは?
1000円カットか自分で切る 93人
美容室に行く 41人

価値を感じないものには使わないのが彼らの流儀なのだ。こういった億り人に共通する思考パターンを、橘氏は「システム志向」と呼ぶ。

「お金持ちになる人は、不合理なことを嫌います。携帯電話を例に挙げると、一度格安SIMに乗り換えれば、同じサービスが月1万円から2000円に。浮いた8000円は10年で96万円にもなる。そうした貯まる仕組みづくりを、自然にやっているんです」

仕組みと習慣こそが、“億”への扉を開くのだ。

いつの間にか富裕層658人の肖像
※首都圏在住、純金融資産1億円以上の20〜65歳の会社員658人にアンケートを実施。期間は’26年5月29日〜6月4日

【作家・評論家 橘玲氏】
資産運用や社会制度をテーマに執筆。著書に『プアジャパン インフレ世界を生き抜く資本戦略』(プレジデント社)など
【ファイナンシャル・プランナー 横山光昭氏】
3万件超の家計相談を担当した資産形成・家計改善の専門家。著書に『おふたりさまの老後資金は「これ」で増やす』(小学館)など
※2026年6月23・30日合併号より

取材・文/週刊SPA!編集部 モデル/アパッチ長男

―[[1億貯める]家計術]―

このニュースに関するつぶやき

  • 一回利用辺りウン万〜ウン十万の新幹線特別席やクルージングトレインなんか、見向きもしてないんだろうな。
    • イイネ!1
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