
通販ブランド「ショップジャパン」を展開するオークローンマーケティング(名古屋市)が販売する冷風扇「COCOHIE(ここひえ)」シリーズの累計販売台数が270万台を突破した。2018年の発売以来、毎年改良を重ねるロングセラー商品だ。
最新モデル「COCOHIE R8」の販売も好調で、2026年4〜5月の売り上げは前年同期比154%となった。猛暑の常態化や電気料金の上昇を背景に、省エネ型の暑さ対策家電への関心が高まっている。
●「部屋全体」ではなく「自分だけ」を冷やす
COCOHIEは、水が蒸発する際に周囲の熱を奪う「気化熱」を利用した冷風扇だ。給水タンクに水を入れてスイッチを押すだけで、自分の周辺をピンポイントで冷やせる。
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最新モデルのCOCOHIE R8では、独自の「ハイドロチルテクノロジー」を採用し、吹出口で最大マイナス10度(室温比)の冷風を実現した。
さらに高性能モーターを搭載し、風速を従来モデル比で約30%向上させた。同社によると、今回の開発テーマは「より涼しさを実感していただくこと」だったという。
「猛暑日が増え、暑さ対策へのニーズも年々高まっています。シリーズの原点である“涼しさ”に立ち返り、風量や風の強さを見直した結果、従来モデル比で約30%の風速向上を実現しました」(開発担当者)
●競合参入で苦戦もV字回復
もっとも、毎年のリニューアルは簡単ではない。オークローンマーケティングによると、開発で最も難しいのは性能、価格、デザインのバランスを取ることだという。
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「高性能化すればコストは上がります。しかし価格を上げすぎると、選ばれにくくなります。性能、価格、デザインをどこでバランスさせるかが毎年最も悩むポイントです」(開発担当者)
販売も順調だったわけではない。2023年には低価格帯の競合商品の参入によって、一時的に売り上げが落ち込んだ。しかし2024年から回復基調に転じ、2025年にはシリーズ過去最高の売り上げを記録した。
その背景として、同社は「猛暑の常態化」と「物価高」を挙げる。COCOHIEの消費電力は9ワット。1カ月つけっぱなしでも電気代は約208円で、エアコン使用時の電気代の約7%に抑えられるという。
「暑さ対策はしたい一方で、コストは抑えたいというニーズが高まっています。省エネで使える冷風扇への関心が高まっていることが大きいと考えています」(開発担当者)
●想定外だった車中泊需要
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利用シーンも広がっている。重量は約1.5キロで、取っ手付きのため持ち運びやすい。モバイルバッテリーでも使用できることから、当初はキャンプなどのアウトドア用途を想定していた。ところが実際には、車中泊で利用する人が想定以上に多かったという。
約600ミリリットルの給水タンクを搭載し、1回の給水で最大約11時間連続で使用できる。風量は4段階で調整でき、首振り機能やオフタイマー機能も備える。
車中泊など想定外の用途にも広がりを見せるCOCOHIE。「涼しさ」と「節電」の両立を求めるニーズが、シリーズ累計販売270万台という実績につながったといえそうだ。
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キャラメルコーン味ポップコーン(写真:cinemacafe.net)87

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