
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(56)が28日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(関西ローカル)に出演。番組では、皇族数の確保策を盛り込んだ皇室典範改正案をめぐり、皇位継承のあり方にも議論が及んだ。
政府は、皇族数の確保に向けた皇室典範改正案を30日にも閣議決定し、国会に提出する。婚姻後も女性皇族の身分を保持できるようにするほか、旧宮家の男系男子を養子として迎え入れることを可能にする内容となっている。
橋下氏は皇室典範改正案について「立法府の総意があまりにも前近代的」と電光ボードに掲出した。男系男子による皇位継承を基本としつつも、女性天皇や女系天皇をめぐる議論にも一定の理解を示してきた橋下氏は、旧宮家の男系男子を養子に迎える案について「このストーリーを守るにはいいことだとしても、どこまで生身の人間の人生とかを犠牲にさせるか。一般国民とは違う皇族の世界に子どもの意思に関係なく、そこに入れるのは人身売買に等しいと思う」と持論を述べた。
明治天皇の玄孫(やしゃご)で作家の竹田恒泰氏は「橋下さんの言うことが正しければ、皇室なんてやめてしまえとなる」と反論。「皇族方って生まれた瞬間、皇族で、自分の意思に関係なく、皇族」と主張すると、橋下氏は「初めから皇族だから」と応じた。
旧宮家の男系男子を養子に迎え入れることを可能にする内容について、竹田氏は「自分の意思に関係なく、皇族にさせられてしまう民間人がかわいそうというなら、皇族はもっとかわいそう」と指摘。「本当に皇族はかわいそうなのかは考えてほしい」と訴えた。さらに歴代天皇の名前を挙げながら「どなたか、皇族をやめたいとおっしゃったこともなければ、感じさせたこともない」と反論し、激論となった。
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