「ブラジルは昔より強くない」SNS炎上の塩貝健人、背景にサッカー大国の“過剰な切り抜き”発信の真実

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2026年07月02日 06:30  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

塩貝健人選手JMPA代表撮影

 7月1日、サッカーワールドカップ・決勝トーナメント1回戦のブラジル戦から一夜明けて、メディア取材に応じて熱戦を振り返り始めたサッカー日本代表「サムライブルー」の選手たち。中でも、注目を集めているのが若干21際のFW・塩貝健人選手。

 出場機会こを得られなかった塩貝だが、ブラジルとの“因縁”は今なお続いている。彼のインスタグラムにはポルトガル語のコメントが殺到ーー。

「昔は強かった」

 6月26日の練習後、日本代表選手のインタビュー動画をもとにしたネット記事が、ブラジルの複数Webメディアで配信され、自ずと現地SNSでも拡散された。特にセンセーショナルに伝えられたのが、「ブラジル、ネイマールは昔ほど強くない」との、塩貝の発言を切り取った記事。これがブラジルチーム、国民の怒りを買うことに。

 日本戦に向けた指揮官の前日会見で、記者から“塩貝発言”を問われたカルロ・アンチェロッティ監督(67)は「何も言いません」とノーコメント。試合を控えた選手たちへの影響と混乱を避けた。

ブラジル選手から「子ども」扱い

 しかしながらブラジル代表メンバーの耳に入っていたようだ。試合後にはマテウス・クーニャ選手(27)が、失点につながるボールロストをした田中碧選手(27)を慰める一方、塩貝もいた日本ベンチに歩み寄っては、W杯優勝回数を誇示するように手で「5」を掲げて見せた。

 またガブリエル・マガリャンイス(28)もサムライブルーの検討を称えつつ、塩貝のもとに寄っては、彼の右耳に手を当てて何やら耳打ち。ブラジルでは「子ども」をなだめる時の行為だという。

 そして試合が終わっても怒りが収まらないのは、ブラジル代表と、代表最多得点記録を持つレジェンド・ネイマール(34)を侮辱されたと“思っている”ブラジル国民。塩貝のインスタには《これがW杯優勝5回のチームだ》などと、ポルトガル語によるコメントが殺到。中には度が超えた批判や誹謗中傷も向けられる、いわゆる炎上状態になっている。

 塩貝自身の不用意な発言が招いた事態とも言えそうだが、海外サッカー事情に詳しいスポーツライターによると「真相」は別のところに。

「たしかに少々言葉足らずなインタビューではありましたが、塩貝選手は決してブラジルを卑下したわけではありません。メディア対応で“昔は強かった”と発言した後には、ペン記者に対して発言の“補足”をしているんです」

 挑発とも捉えられた「ネイマールしかいない」との発言だが、すぐ後に「ネイマールしか知らない。あ、あとビニシウス(ジュニオール、25)。ビニシウスがすごい」と言い直している。その口ぶりから、本当に2人しか知らなかった可能性もある。さらに、

ブラジルが強いのは変わりない

「昔はすごく強かったけど、今はどうなんですかね? フランスだけ強いというイメージ。あとアルゼンチン。ブラジルは最近あんまり聞かないですね。

 でも、(ブラジルが)強いのは変わりないと思うし、ベスト32でこのカードかというところはある。でも、ブラジルを倒せたら勢いよくいけると思う」

 記者たちに「今のブラジル」を逆質問までした塩貝は、決して「昔は強かった」と止めたのではなく、「強いのは変わりない」と評していたのだ。

 ロナウドやロナウジーニョを擁して制した2002年の日韓大会を最後に、5大会連続で優勝を逃しているブラジル。しかも4位が1回、ベスト8が4回と近年は決勝戦にも進めていないのが現状だ。2005年生まれの塩貝にとって、ブラジルは強豪国であっても絶対的な存在ではない。21歳は印象を聞かれて“本当のところ”を話したまでなのだろう。

「そんな自国の現実を踏まえてか、ブラジル国内でも日刊紙『O GLOBO』といった一部メディアでは“塩貝の発言は過剰に報じられたもの”と、ネットニュースの“切り抜き”によって盛られた発言として擁護。加熱するSNSに釘を刺しています。

 また塩貝のインスタに寄せられたコメントの中にも、“塩貝が話したことは事実だ”などと、“たしかに昔は強かった”と、ポルトガル語で発言を肯定するユーザーもいます。

 サッカー大国のブラジルでは、“セレソン(代表)”に対する熱は日本とは比べられないほどに高い。特に試合前には、相手国の選手による些細な発言も取り上げられ、過剰な見出しで煽られるのも当たり前。塩貝選手も、そんなSNSの標的になってしまった騒動でした」

今更、発言撤回しようとかはない

 それでも冒頭の取材対応で、SNS炎上に遭っていることについて、

「暇だなと(苦笑)。僕らが負けたので、どういう声があろうと自由だし、今更あの発言を撤回しようとかはない。このままでは終わらない。これだけ言われることはないと思う、人生においても。批判的なコメントだったり、目にしようと思わなくても出てくる。本当に、言われたままでは終わらない」

 発言を「撤回」するでもなく、ストライカーらしく強気の姿勢で前を向いた21歳。SNS全盛に育った“Z世代”選手は、自身の批判も糧にしてすでにW杯でのリベンジに燃えているようだ。

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