公正取引委員会=東京都港区 給湯器大手「ノーリツ」(神戸市)が部品の製造に使う金型を下請け業者に無償で保管させていたとして、公正取引委員会は8日、下請法違反(不当な経済上の利益の提供要請)を認定し、再発防止などを求める勧告を出した。
公取委によると、ノーリツは遅くとも2023年6月以降、部品の発注を長期間しないまま、下請け41社に金型計5242個を無償で保管させた。
無償保管させた金型は約250キロの物が多かったが、大きな物だと約3・1トンに上った。中には約20年間使用されていない物もあった。ノーリツは7月末までに保管費用の支払いを済ませるとした上で、「勧告を重く受け止め、再発防止と信頼回復に全力で取り組む」とコメントした。