
母に「地元に戻ってくる方法もある」と言われたとき、私はそうなった場合のことを漠然と考えました。そして夫との夫婦関係を継続しない選択肢も考えたのです。すべては夫との話し合い次第だと思ったのでした。そしてアミとは……。


アミは学校という人の多い環境で、緊張しながらずっと頑張っていたのだと気付きました。他の人にとっては「当たり前」「普通」の環境であっても、この子にとっては辛くて、でも懸命に向き合おうとしていたのかもしれません。
実は夫との話し合いの前に、私は母から地元に戻ってこないかと提案されていたのです。正直、以前の私だったらNOでしょう。しかし今の私にとって、アミが笑顔で過ごせる場所に越すことは、仕事を続けることよりも大切なのです。
アミは私の言葉に安心したのか、なぜ学校に足が向かないのかを少しずつ話してくれました。今の学校は全校生徒が1,000人以上のマンモス校です。繊細なアミにとっては、刺激が強かったのかもしれません。もう少し人口の少ない、こぢんまりとした環境で学童期を過ごした方がいいのかもしれない……そう思いました。
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