「歩く喜びをもう一度」動物用の“車いす”づくりに挑む大学生 オリジナルパーツで試行錯誤重ね製作「作っては改良」【news23】

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2026年07月10日 14:03  TBS NEWS DIG

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体の不自由な動物のために、オーダーメイドの車椅子をつくる大学生たちがいます。「歩く喜びをもう一度」。動物と飼い主に寄り添う、彼らの挑戦を追いました。

【写真を見る】大学生が初めて製作した動物用車いす

体にマヒが残り歩行困難になったねこ 手を差し伸べたのは大学生

ねこのかりんくん、2歳。1歳の頃、感染症にかかり、体にマヒが残っています。

かりんくんの飼い主 古賀木綿子さん
「前足・後ろ足が突っ張った状態になり、歩行が困難になった」

そんなかりんくんに手を差し伸べたのは、大学生でした。

広島国際大学 徳山珠季さん
「ネコの車いす。自分が作りました」

人間の義足や車いすなどを作る「義肢装具士」を目指す徳山さんが、その技術を応用し、半年かけて作りました。

飼い主 古賀さん
「未来を感じてうれしい」

――喜んでいる姿みてどう?

徳山さん
「それが一番うれしい」
「ごはん目がけて走ってほしい」

広島国際大学の「動物義肢装具研究会」では、動物病院や動物園の依頼を受け、車いすなどを製作しています。

「動物が幸せに生涯を終えられたらいい」全国から学生が集まる

講師の山田哲生さんは、動物の装具開発を手がけるエキスパートです。山田さんにあこがれて、全国から学生が集まっています。

広島県出身 三宅奉文さん
「動物が立って生活できるようになって走れるようになっているのが、とにかくすごいなと」

沖縄県出身 上間真奈美さん
「沖縄県内に義肢装具士になれる学校がなかった」

岐阜県出身 平井晴菜さん
「いとこが車いすを使っていて、義肢装具士という職業に興味を持った」

農業高校出身の前田奏咲さんは、世話をしていた馬の死が義肢装具士を目指すきっかけになったといいます。

愛知県出身 前田奏咲さん
「体を痛めて乗れなくなった。そのまま筋力低下して、どんどん悪くなって、結局立てなくて死んでしまった」
「動物が幸せに生涯を終えられたらいい。その手伝いができればいい」

そんなメンバーたちに、新たな依頼が届きました。

「大好きな散歩を」願い叶えるべく初めての車いす製作

チワワのキラちゃん(9)は、関節のリウマチで体が不自由になり、2025年夏から歩くことが難しくなりました。

依頼はキラちゃんの車いす製作。4人にとって初めての挑戦です。

飼い主 山村純子さん
「もともと散歩が大好きな子だった。外に出る回数が減ってストレスを抱えていると思う」

学生たちはキラちゃんの足や胴回りなどを計測していきます。

「車いすを使って大好きな散歩をさせてあげたい」
それが飼い主の山村さんの願いです。

義肢装具士は現在、「なり手不足」が大きな課題です。「日本義肢装具士協会」によりますと、2019年以降、国家試験合格者の数が求人数を下回っています。

大学や専門学校などでも相次ぐ定員割れから、募集を停止するケースも目立ちます。中でも動物の義肢装具開発は専門の技術者が特に少なく、このような広島の学生たちの取り組みに注目と期待が高まっています。

キラちゃんのための車いす製作が始まりました。

「全部がオリジナルパーツ」金属の加工は手作業で 学生たちの挑戦

計測データをもとに3Dプリンターで部品を作り、金属の加工は手作業で進めていきます。

広島国際大学 上間さん
「まずは大きさ。ぴったりではダメ」

広島国際大学 前田さん
「飼い主さんが入れやすいようにする」

初めての車いす製作。ネジ穴を1つ合わせるのも大変な作業です。

広島国際大学 山田講師
「全部がオリジナルパーツなのでどうしても不具合は生じてしまう。作っては改良、作っては改良」

キラちゃんに何度も協力してもらいながら、試行錯誤を重ねます。

広島国際大学 山田講師
「逃げ出そうとしている...」

広島国際大学 上間さん
「キラちゃん自身、あまり上半身を支えられる状態ではないので改善が必要」

2025年12月から始まった車いす製作。みんなで作業に没頭しました。

「車いすは、歩行困難な動物にとって『もう一度歩く喜び』を与えてくれる大切な存在」

――今からフィッティングですけど、どうですか?

広島国際大学 上間さん
「緊張しています」

2026年2月下旬。ついに車いすが完成しました。ハーネスの位置などをミリ単位で調整し、いよいよ装着です。

広島国際大学 山田講師
「動きたい」

必死に足を動かすキラちゃん。飼い主も「おいで!」と声をかけます。

しかしこの日、自力で歩く姿を見ることはできませんでした。

飼い主 山村純子さん
「まだ慣れてないので実際に歩くことはできなかったが、散歩が元々好きな子なので、その光がちょっと見えたような気がして楽しみ。心から感謝します。ありがとうございます」

学生たちのキラちゃんへのサポートは始まったばかりです。

広島国際大学  上間さん
「これから慣れて実際に装着するにあたっての改善点も見えてくると思う。今後も向き合っていきたい」

広島国際大学  前田さん
「会話が困難な人もいる。コミュニケーションの取り方を動物から学ぶことだってある。今後に生かしていきたい」

飼い主の山村さんによると、その後キラちゃんは体調を崩してしまい、今は歩く練習をお休みしています。キラちゃんの体調を見ながら、車いすの練習を始めていくということです。

飼い主 山村さん
「車いすは、歩行が困難な動物にとって『もう一度歩く喜び』を与えてくれる大切な存在だと思います。これからも、多くの動物たちが車いすによって自分らしく生きる喜びを得られることを願っています」

「歩く喜びをもう一度」 ペットと飼い主に寄り添う

藤森祥平キャスター:
講師の山田さんによると、実際に車いすで歩けるようになるまでには半年かかる動物もいるそうです。長くじっくり構えることも必要なのかもしれません。

小川彩佳キャスター:
義肢装具士は人手不足とのことですが、ペットは家族の一員として共に生きる存在です。ペットが健やかに生き続ける姿は、飼い主や家族の心身の健康に直結するため大事な活動です。

藤森キャスター:
学生たちの純粋な思いは届いていると思います。

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  • おお、これは…例の「障害者を見世物扱いするだけでは飽き足らず庶民が善意で提供した小銭を泥棒までする長時間番組」が食いつきそうな…(言うなっつの!w)
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