「副首都」創設法案の審議が行われた衆院の地域活性化などに関する特別委員会=13日午前、国会内 衆院の地域活性化などに関する特別委員会は13日、大規模災害に備えて首都の代替機能を地方に整える「副首都」創設法案の審議を続行した。野党は、大阪が地盤の日本維新の会が主導した「大阪ありき」の法案だと追及。自民党や維新の法案提出者は具体的な制度設計について、法施行後に策定する基本方針で定めるとの答弁に終始した。
中道改革連合の早稲田夕季副代表は、人口規模など副首都の指定要件に関し、「当てはまるものは限りなく大阪しかない」と指摘。「『大阪都構想』実現と一体のような誤解を住民に与える」と批判した。同様の疑問は国民民主党や参政党からも相次いだが、維新の岩谷良平氏は「あくまでも必要な要件を考えた結果だ」と主張した。
法案は副首都が担う機能や必要な施策について、施行後1年以内に政府が基本方針を策定すると定めた一方で、副首都の指定は方針策定前から可能としている。中道の伊佐進一氏は「副首都とは何かを決める前に指定できるのはおかしい」と問題視。維新の高見亮氏は正面から答えず、「東京圏を代替し得る都市はある程度限られる」とかわした。
想定される整備費用や地元の税負担の有無も論点となった。高見氏は基本方針の策定後に「定められる」などと説明。国民民主の向山好一氏は「家を建てる時に『設計図はないけど、まず契約してください』という内容だ」と非難した。

政府・与党連絡会議を終え、記者団の取材に応じる日本維新の会の吉村洋文代表=13日午後、首相官邸

衆院の地域活性化などに関する特別委員会で質問する中道改革連合の早稲田夕季副代表=13日午前、国会内

衆院の地域活性化などに関する特別委員会で質問する国民民主党の向山好一氏=13日午前、国会内

衆院の地域活性化などに関する特別委員会で質問する中道改革連合の伊佐進一氏=13日午前、国会内