05年の日本ダービーを制したディープインパクト(撮影:下野雄規) 「リアルダビスタ」の異名を持つ金子真人オーナーは、セレクトセールで数々の名馬を手にしてきた。その相馬眼は誰もが一目置くところで、セールで手に入れた馬からはGI馬や名種牡馬が多く出ている。ここでは、その中から5頭を紹介したい。
まずはキングカメハメハだ。01年の当歳セッションで7800万円(税抜、以下同)で落札され、04年にはNHKマイルCと日本ダービーを制覇。種牡馬としてもロードカナロアやドゥラメンテなど数多くの名馬を送り出し、日本競馬史にその名を刻んだ。続く02年の当歳セッションで7000万円の値が付いたのがディープインパクトである。05年に無敗で三冠を制し、06年に天皇賞(春)、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念を制覇。種牡馬としても長らくリーディングサイアーに君臨し、競走馬、種牡馬の双方で日本競馬を代表する存在となった。
ダート路線ではカネヒキリが筆頭格だ。同期のディープインパクトと同じく、02年の当歳セッションで2000万円で落札された。度重なる屈腱炎を克服し、GI級を7勝。その不屈の闘志は多くの競馬ファンの記憶に残っている。
近年ではポタジェが印象深い。18年の1歳セッションで1億9000万円で落札され、22年の大阪杯を制覇。オーナーがセレクトセールで1億円以上で手にした馬として初のGIウイナーとなった。そして直近のGI馬はカムニャックである。23年1歳セッションで7000万円で落札され、25年のオークスを勝利。オーナー所有のセレクトセール出身の牝馬としては、ピンクカメオに続いて2頭目のGI勝ち馬となった。
金子オーナーがセレクトセールで手にした馬たちは、世代を超えて第一線で活躍してきた。今年はどの馬がオーナーのお眼鏡にかなうのか。そういった視点でも楽しみな2日間となる。