ママスタ子育てをしていると、わが子が思いがけず気遣いをしてくれて感動することもあれば、ママが大変そうにしていてもお構いなしで「なんでうちの子は思いやりがないんだろう」と感じることもあるのではないでしょうか。「思いやりのある子に育ってほしい」と願っても、どうしたら思いやりのある子に育つのでしょう?
『思いやりのある子って生まれつきの気質ですか? それとも育て方? 意地悪な子もいますが、なぜそうなると思いますか?』
こちらはママスタコミュニティに寄せられた、あるママからの疑問です。投稿者さんは、思いやりのある子は生まれつきの気質なのか、それとも親の育て方によるものなのか気になって投稿したようです。とくに子どもが小さいうちは、まだ周囲の空気を読むのが難しく、相手を思いやる態度も、意地悪な態度もストレートに表れやすいものですよね。思いやりのある子は、どのように育っていくのでしょうか。ママたちの声を紹介します。
親の接し方が子どもの思いやりを育む?
『親が思いやりを持って子どもに接することと聞きました』
『親じゃない? 思いやりのある親が育てると、自然と思いやりのある子に育つと思う』
『親がおおらかで思いやりがあると、子どももそうなる。うちは私がキャパオーバーでヒステリー気味だから、子どももすぐ怒る。やり直したい』
多かったのは「親の関わり方が大きい」という意見でした。子どもは、親の言葉だけでなく、普段の態度や人への接し方をよく見ています。親が相手を気遣ったり、困っている人に自然に手を差し伸べたりする姿を見て、子どもも自然とそうした気遣いを学んでいくことがありそうです。お年寄りや小さい子どもに優しく接するだけでなく、日頃から夫婦でお互いを気遣う姿も、子どもに大きな影響を与えるのかもしれませんね。
『小さいころに毎日母親が絵本を読み聞かせていること。ただ公園に連れて行って遊ばせているだけでは、その後は全然違うと思う』
また、小さいころの絵本の読み聞かせが思いやりの心を育むと考える人もいました。絵本の読み聞かせは、登場人物の気持ちを想像する機会になりますよね。「悲しい」「うれしい」「困っている」などの感情を親子で共有することで、相手の気持ちを想像する力が育ちそうです。
『過保護でも過干渉でもなく、親の愛情で満たされている子。自分を大事にできる子は、自己否定がないから他人にも優しくなれるんだと思う』
さらに、自分が大切にされているという安心感が、他人への思いやりにつながるという考え方も寄せられました。親の愛情を十分に感じながら育った子は、自分を守ることに精一杯にならず、相手を思いやる心の余裕が育つのでしょう。ただし、愛情をかけることと過保護は違いますよね。「小さいころから、貸し借りの仕方やしてはいけないことを親がきちんと教えることが大切」といった意見もあったので、社会のルールや善悪を教える場面で甘やかすことは避けたいもの。「まだ小さいから仕方ない」と流すのではなく、その場で丁寧に伝えることが、のちの思いやりにつながることもあるでしょう。
兄弟でも全然違う? 生まれ持った性格という声も
『私は自分さえ良ければいいって性格だけど、息子はすごく思いやりがあって優しい子。生まれつきかも』
『兄弟で同じママでも、思いやりがある子とそうでもない子もいる。親だけの影響ではない』
『妹はかなり優しくて面倒見もいいし、私はかなり逆。同じように育っても姉妹で全然違う』
「同じように育てても違う」という意見も少なくありませんでした。もともとの気質や性格の違いを感じる家庭も多いようです。たしかに「人の気持ちを察しやすい」「慎重」「活発」などは、生まれ持った特性であることもありますよね。そこに家庭環境や友達関係、さまざまな経験が重なり、思いやりの形が育っていくとも考えられます。
優しさにもいろいろな形がある
『上の子は、相手のことを考えて寄り添う優しいタイプ。下の子は、からかわれている子や年下の子を守ってあげるタイプ。二人とも優しいけど、優しさの種類が違う』
『普段から他者を思いやれる子も、いざというときに思いやれる子も、どちらも思いやりのある子に違いはないと思う』
興味深かったのは「思いやりにも種類がある」というママたちの声。「困っている人に寄り添う優しさ」もあれば、「誰かを守ろうとする優しさ」もあります。静かな優しさもあれば、不器用だけれど行動で示す優しさもあります。一口に「思いやりがある」といっても、その形はさまざま。そのため、普段は親にそっけなく見える子でも、学校など別の場面では違った優しさを見せていることもあるかもしれません。また、行動には表れなくても、心の中では相手の気持ちを考えている場合もあるでしょう。子どもの思いやりのある態度は、大人が気づかない形で表れていることもあるのかもしれません。そうした芽を見逃さないように、よく子どもを見ておくと良さそうです。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・猫田カヨ
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