「カシ」が画家・榎本マリコと合同展 天然木のアンクレットなど42点を受注販売

0

2026年07月16日 20:01  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

写真
 神田に位置するギャラリー「光灯」が、展覧会「メタモルフォーゼス(METAMORPHOSES)」を8月2日まで開催している。会場では、アクセサリーブランド「カシ(KÄSI)」の受注販売を行うほか、画家 榎本マリコの作品を展示する。

 同展は、光灯のディレクターを務める林里佐子が両者の作品に共通する世界観を感じたことをきっかけに企画した。展覧会タイトル「METAMORPHOSES」は、古代ローマの詩人オウィディウスによる神話集「変身物語」に由来。人間が動物や植物、宝石へと姿を変えていく物語になぞらえ、カシの手仕事による装身具と榎本の絵画を通じて、内面にある変化への欲望や憧れを表現するという。

 カシは、デザイナーの渥美香奈子が2011年に設立。ブランド名はフィンランド語で「手」を意味し、「とにかく作っていたい」という純粋な衝動から独学で制作をスタートしたという。作品はすべて手作業で仕上げ、主素材には白樺や楓、桂、オークなどの天然木を使用。木材が持つ色味や木目、香りといった個体差を生かしながら、天然石や貝、パール、磁器など異なる素材を組み合わせ、自然の揺らぎを感じられるようなアイテムを提案している。

 会場では、榎本の作品から着想を得たリボンモチーフのリングをはじめ、木を削り出して形づくった動物モチーフのアクセサリー、馬のたてがみや尻尾の毛を取り入れたネックレスなど、素材の表情を生かした作品全42点を受注販売。あわせて、磁気リング(9900〜1万1000円)と手の形を模したオブジェ(1万9800円)を販売している。

 榎本マリコは、顔のないポートレート作品を中心に制作を続ける画家。これまでに、小説「82年生まれ、キム・ジヨン」(チョ・ナムジュ著)や読売新聞の連載小説「黄色い家」(川上未映子著)などの装画を手掛けてきた。

 同展では、遠い憧れの存在へと変身したいという感情を動物に投影した新シリーズ「ANINORMAL」を展示。「花に憧れた馬。空を夢見た鳥。」という言葉から始まる同シリーズでは、自分にはない何かに惹かれ、姿を変えていく生き物たちを描写し、説明のできない憧れや、今いる場所から別の場所へ向かおうとする感情を、動物たちの姿を通して表現したという。

◾️KÄSI・榎本マリコ「METAMORPHOSES」開催期間:2026年7月16日(木)〜8月2日(日)※うち月・火・水曜日を除く会場:光灯所在地:東京都千代田区神田西福田町4-5 神田ビル3F時間:木・金曜日 13:00〜19:00、土・日曜日:12:00〜18:00 菅原まい (Mai Sugawara) FASHIONSNAP 編集記者 2002年、東京都生まれ。青山学院大学総合文化政策学部卒業後、2025年に新卒でレコオーランドに入社。中学生の頃から編集者を志し、大学生時代は複数の編集部でインターンとして経験を積む。特技は空手。趣味は世界中の美味しそうなお店をGoogleマップに保存すること。圧倒的猫派で、狸サイズの茶トラと茶白を飼っている。

    ニュース設定