
長崎県の五島列島にある宿が出している、安くて豪華な夕食がX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で285万回以上表示され、4万2000件以上の“いいね”を獲得しています。
投稿者は、漫画家の根田啓史(@happynedaland)さん。五島列島の南松浦郡に移住し、カフェ併設の宿泊施設「焦がれ香」を営んでいます。
宿賃は素泊まりで6600円。「この島のご飯がおいしいってことを知ってほしい」との思いから、宿泊客には550円で夕飯を提供しているとのことです。
離島という立地に加えて、地元漁師の厚意もあり、安価ながら料理のクオリティーはかなりのもの。通常は手の届かないような高級魚が使えることもあるそうです。
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投稿で紹介された一膳を見ると、魚介がどっさりのった海鮮丼に、天ぷらや煮付けなど、とても550円では収まらなさそうな内容です。そのおかげで、宿のあるじとしてうれしい気持ちになった体験が投稿文につづられていました。
そのきっかけは、数カ月前に社用でたまたま宿泊したお客さん。残念ながら生魚が苦手とのことで、ほかのお客さんもいなかったこともあり、根田さんは刺身用の魚を減らし、火を通して提供したそうです。
魚が苦手なお客さんにも、島の魚のおいしさは伝わったようで、「こんなに魚食ったの初めてかも……」と大好評。そして今回、出張でまたこの宿を選んでくれたといいます。
しかしこの日は宿泊客が多く、前回のような個別の対応は難しい状況でした。この生魚が苦手なお客さんにも、先述した刺身盛り盛りの海鮮丼を提供せざるを得なくなりました。
ところが、余裕ができたときにふと食卓を見ると、そのお客さんの丼は空っぽ。「あ!! 食べれたんですか!?」と聞いたところ、「50年生きてきて、初めて海鮮丼完食した」と、うれしい言葉が返ってきたのだそうです。根田さんは「小さなことかもしれませんが、うちのお店が人生を変えるきっかけになったんだなって、なんかとてもほっこりしました……」とその心境を語ります。
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あるじ冥利に尽きるエピソードは「すばらしいおもてなし」「今すぐ行きたい」「こんなにガッツリ魚を食べられたら幸せ」「なんかしらんけど涙出ました。おいしそうだなあ……」「お客様の感動を引き出せるのは、宿をやっていて一番の喜びでしょうね!」「異業種しかも漫画家から、突然かなり遠くの離島の宿を買って自分で宿も料理もやってるねださんは本当に凄い しかもちゃんと続いてるところがまた凄い」と大きな反響を呼んでいます。
画像提供:ねだ(@happynedaland)さん
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