サンライズジャポネ(撮影:井内利彰) 7月13日、14日に行われた「セレクトセール」。1歳馬の最高価格はヤングスターの2025、4億2000万円で落札されたイクイノックス産駒だったが、2億円以上で落札された馬の中にエフフォーリア産駒が3頭もランクインしている。
エフフォーリア産駒は東京芝1800mの新馬戦を勝ったジョドレルバンク(美浦・武井亮厩舎)を筆頭に、小倉芝1800mの新馬戦を勝ったフランソワーズ(栗東・前川恭子厩舎)など、初年度産駒が続々と勝ち上がりを見せているだけにその印象がセリの価格に反映しているのかも知れない。
【7月25日(土) 中京芝1400m】
◆ベルコート(牝、父サートゥルナーリア、母ウェイヴェルアベニュー、栗東・福永祐一厩舎)
半兄グレナディアガーズ(父Frankel)は2020年朝日杯FSでGIを制覇、半姉クイーンズウォーク(父キズナ)は2025年金鯱賞など重賞3勝を挙げている。本馬は2025年セレクトセール1歳にて、2億4000万円で落札されている。
7月15日のCW追い切りは新馬を追走する併せ馬。2コーナーから入場しての追い切りだったこともあり、6F時計は84.4秒と地味だったが、ゴールでは先着して、馬なりで1F11.4秒。この血統らしい、スピードある動きだったと思えるだけに、追い切り本数は少ないが、実戦ではしっかり動いてくれそうなイメージ。鞍上は川田将雅騎手が予定されている。
◆アマリス(牝、父アジアエクスプレス、母ベッライリス、栗東・高橋一哉厩舎)
半兄タイゲン(父アジアエクスプレス)は芝で3勝を挙げていて、現在は障害練習中。祖母ベッラレイア(父ナリタトップロード)は2007年フローラSで重賞を勝ち、オークスでは2着というGI実績がある。
本馬は6月25日に栗東でゲート試験に合格して、そのまま在厩調整。追い切りではまだ目立った時計をマークすることができてないものの「体型的には短いところが向いていますね。この時期の2歳としてはしっかりしていますよ」と高橋一哉調教師の評価が高く、最終追い切りでどのくらい動くか注目してみたい。鞍上はM.デムーロ騎手が予定されている。
【7月26日(日) 中京芝2000m】
◆レッドタイラント(牡、父キタサンブラック、母ボインビューティー、栗東・友道康夫厩舎)
現2歳世代、友道康夫厩舎のデビューの先陣を切るのがこの馬。きょうだいには中京芝1600mで新馬勝ちして、その後はダートで3勝を挙げているルージュスタニング(父Into Mischief)、勝ち上がりまでに6戦を要したものの、その後はプリンシパルS5着、1勝クラス勝ちとようやく軌道に乗ってきたレッドラージャ(父コントレイル)がいて、どちらも同厩舎で管理されている。
ゲート試験合格後に一旦放牧に出て、栗東へ戻ってきたのが6月24日。坂路とCWを併用して、しっかりと乗り込みが進められているが、CWでの併せ馬では遅れが目立っている。1週前追い切りのCWでは半兄レッドラージャに先行していたが、最後は遅れてしまい、ラスト1F12.0秒。この動きを見ていると、初戦からというタイプではなさそうだが、調教量は豊富で中身は出来ているはず。鞍上は川田将雅騎手が予定されている。
【7月26日(日) 札幌芝1800m】
◆サンライズジャポネ(牡、父シルバーステート、母サイマー、栗東・前川恭子厩舎)
半兄に名古屋グランプリなどダート重賞で3勝を挙げ、ホープフルSでは3着という芝GI実績もあるサンライズジパング(父キズナ)がいる。本馬は2025年セレクトセール1歳にて、9800万円で落札されている。
4月2日にゲート試験を合格した後、一旦放牧に出て、6月に栗東へ帰厩。7月8日のCW追い切りでは3歳未勝利に先行して、最後は相手を突き放して先着。ラスト1F12.0秒はやや物足りなかったものの、6F81.4秒は速い時計。1週前追い切りとなる7月15日は函館2歳Sでも人気に推されたロンドンガーズにあっさりと交わされてしまったが、動き自体は決して悪くない。函館でも順調に時計を出すことができているという意味では評価したい。鞍上は鮫島克駿騎手が予定されている。
(取材・文:井内利彰)