2026年F1第10戦ベルギーGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ) 2026年F1ベルギーGP決勝で、フェラーリのルイス・ハミルトンは5番グリッドから4位を獲得した。
ミディアムタイヤでスタート、1周目にジョージ・ラッセル(メルセデス)の前に出るが、ターン5でアウト側からラッセルが追い抜こうとした際に2台は接触、ラッセルはコースオフし、リタイアした。
ハミルトンは走り続けることができたが、この接触の責任があると判断され、5秒のタイムペナルティを受けた。9周目にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を抜いて4番手に。コース上のデブリを撤去するためにバーチャルセーフティカーが出動した際に、チームはシャルル・ルクレールとハミルトンを連続してピットに入れた。
ハミルトンはそこで5秒ペナルティを消化したうえで、タイヤをミディアムからハードに交換したが、チーム内のコミュニケーションミスから、ハミルトンが発進の指示を受けた際に、ウイングの調整を行おうとメカニックが進路に踏み出し、マシンと接触。ハミルトンはすぐさま停止し、幸いメカニックに怪我はなかったものの、このインシデントはさらなるタイムロスにつながり、ハミルトンは6番手でコースに復帰することになった。また、予定していたウイングの調整も行われないまま、後半を走らなければならなかった。
ハミルトンはファーストスティントを長く取っていたランド・ノリス(マクラーレン)がピットに入ったことで5番手に上がり、コース上でピアストリを再度オーバーテイクし、4位でチェッカーを受けた。
ピットストップ時のインシデントについては危険なリリースとしてレース後に審議が行われた結果、フェラーリに3万ユーロ(約550万円)の罰金(そのうち1万ユーロ/約180万円については12か月間の執行猶予)が科され、ハミルトンには一切非はないとして、ペナルティは出なかった。そのためハミルトンは4位を維持し、ラッセルがノーポイントに終わったことで、ドライバーズランキングで2位に再浮上した。首位のアントネッリとの差は45ポイントとなっている。
なお、ラッセルとのインシデントについて、チーム代表フレデリック・バスールは「少し厳しすぎる裁定だと思う。1周目の出来事だったし、今シーズンここまで同様のケースではペナルティは科されていなかった」と語った。
「ラッセルがいたコーナーを見れば、彼には左側に十分なスペースが残されていた。壁際まで追い詰められていたわけではない。私としては、あれはレーシングインシデントだったと思う」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)決勝=4位(44周/44周)5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日は戦略面でもレース運営でもチームが本当に素晴らしい仕事をしてくれた。メカニックたちも週末を通して、ピットストップを含めて完璧な仕事をしてくれた」
「マシンのダメージや5秒ペナルティ、そして昨日起きたさまざまな出来事を考えれば、ポイントを持ち帰ることができたことをありがたく思っている」
「自分にとっては決してスムーズな週末ではなかったが、これからも積み重ねを続け、さらに良い週末を過ごせるよう努力していく」
(『Sky Sports F1』に対してピットストップ時のインシデントについて語り)「グリーンライトが点灯したので、発進した。ドライバーはあちら(左側)の信号を見ていて、反対側は見ていない。だから、最終的にはチーム側の問題だったと思う」
「あの出来事が起きた瞬間に彼(メカニック)に気づいて、すぐに止まった。その時、(2018年バーレーンGPで)キミ(・ライコネン)が(フェラーリのメカニックに)接触して、メカニックの足が骨折した時のことが、頭をよぎった(注:タイヤ交換が終わる前にシグナルが青に変わり、ライコネンが発進)。一瞬、大きなショックを受けた」
「彼が無事だったことに本当に感謝している」
[オートスポーツweb 2026年07月21日]