
サムスン電子ジャパンは次世代の横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold8」を日本国内で8月7日に発売する。
この新製品はコンテンツ視聴体験に最適化した新しい画面比率を持つ意欲的なモデルとして市場に投入する。オープン市場向けモデルとして、Samsungオンラインショップや各ECサイト、主要家電量販店でも展開する。予約受付期間は7月23日9時から8月7日8時59分までを予定している。
新製品の発表に伴い、同社は予約購入キャンペーンを実施する。9月6日までの事前登録キャンペーンでSamsungオンラインショップで使える30%オフクーポンをプレゼントする他、「Samsung Wallet」への新規登録や決済連携によるポイント還元を行う。
Samsung Walletは2026年10月以降に対応サービスを拡大し、三菱UFJデビットやJCBグループが発行するカード、Kyash、楽天ペイ、d払い、Pontaポイントなどを順次追加する。さらに発表を記念して公式Webサイトや動画配信サイトなどでライブ配信を実施し、視聴者限定の特典なども用意して拡販を狙う。
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SamsungオンラインショップにおけるGalaxy Z Fold8の販売価格は、ストレージ容量ごとに異なる。価格は、ストレージ容量256GBモデルが26万9880円、512GBモデルが29万9880円、1TBモデルが35万9880円に設定している。
カラーバリエーションはラベンダー、グラファイト、クリームの3色を基本カラーとし、Samsungオンラインショップ限定の特別カラーとしてピスタチオを用意。ユーザーの好みに合わせた多彩な選択肢を提供する。
●開くと4:3比率になって電子書籍が読みやすく
Galaxy Z Fold8の開発背景には、ユーザーのスマートフォンの使われ方の大きな変化がある。同社のユーザー利用動向調査によれば、現代のユーザーの多くが1日の大半を動画やコンテンツ視聴に費やしている。このニーズに応えるため、同社は従来の横折りスマートフォンの画面比率を根本から見直し、動画や電子書籍などのコンテンツ消費を快適に楽しむことに特化し、新しい画面比率を持つデバイスを完成させた。
Galaxy Z Fold8本体を開いた状態のインナーディスプレイは7.6型で、4:3の比率を採用している。この比率は電子書籍やコミックを見開きで読む際に無駄な余白が生じにくく、画面いっぱいにコンテンツが広がる。
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型落ちした旧型のFold7と画面を比較すると、Fold7で上下に広く生じていたグレーの無駄な余白(黒帯)が、Fold8では減少して画面いっぱいに表示されていることが一目で分かる。この比率変更により、電子書籍やコミックを見開きで読む際に無駄な余白が生じにくく、没入感を提供する。
さらに端末を横向きにして動画を再生した場合でも、動画の表示サイズを維持したまま、画面の上下や左右に生じる余白スペースを有効活用できる。動画を見ながら同時にコメント欄をスクロールして閲覧するといった、大画面ならではのマルチタスク視聴がより洗練された。
一方でGalaxy Z Fold8を閉じた状態のカバーディスプレイは5.5型で、10:16の比率を採用している。いざ手にするとパスポートに近いと感じる。従来の縦に長すぎたカバー画面から一般的なバータイプのスマートフォンに近い比率へと変更したことで、閉じたままでもSNSのタイムライン閲覧やショート動画の視聴を全画面で違和感なく楽しめる。片手でのグリップ感も向上しており、文字入力もスムーズに行えるよう再設計している。
広大な大画面を備えながらも、Galaxy Z Fold8は軽量化に成功している。横折りスマートフォンとしては世界最軽量クラスとなる設計を採用しており、日々の持ち運びにおいてユーザーの身体的な負担を大幅に軽減する。サイズは開いた状態で約161.4(幅)×123.9(高さ)×4.5(奥行き)mm、閉じた状態でも約81.9(幅)×123.9(高さ)×9.7(奥行き)mm、重さ201gという数値を達成し、折りたたんだ際の奥行きも10mmを切るスリムさを誇り、ポケットにもスムーズに収まる形状となっている。
●独自構造の「Flex Titanium」で耐久性が向上 折り目を目立ちにくくする工夫も
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折りたたみスマートフォンの課題である、日常使用における耐久性と折り目の目立ちにくさを高い次元で両立するため、同社は独自のディスプレイ構造設計である「Flex Titanium」を開発し、本機に採用した。この技術は、人工衛星のアンテナや火星探査車のホイールなどの過酷な環境下でも使用する強靭(きょうじん)で軽量なチタン素材を中核に据えている。
OLEDパネルの直下には、従来のポリマーフィルムの20倍という強度を持ちながら、精密なロール加工によって、髪の毛の約3分の1という極薄に仕上げたチタン合金フィルムを敷き詰めている。さらにその下層には、ディスプレイモジュール全体を強固に支えるための柔軟かつ頑丈なチタンプレートを配置している。
高度な穴加工技術により、モジュールと接着剤の間に空気が生じない強固な一体構造を作り上げている。長期間の繰り返しの開閉に耐えるしなやかさを保ちつつも、ディスプレイを開いた際にはフラットで折り目が目立ちにくくなるよう工夫した。
実際に実機のインナーディスプレイを確認したところ、画面の点灯時には折り目がほぼ分からない程度にまで抑えられている。一方で消灯時には、光の反射によって真ん中に筋が1本あることが分かるため、折り目が完全にゼロになったとはいいがたい。環境によっては折り目が極めて目立ちづらいという所感だ。
このディスプレイは最大輝度が3000ニトに達し、1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応する。さらにシリーズとして初めて反射防止加工を施している。これにより、直射日光下の屋外から暗い屋内まで、あらゆる環境下で鮮明かつ快適な視認性を提供する。プロセッサには最新かつ最速のSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載しており、高負荷な3Dグラフィックのゲームや複数アプリの同時起動もスムーズに処理する。メモリは12GBと16GBのモデルを用意している。
薄型化と軽量化を図りながらも4800mAhの大容量バッテリーを搭載しており、進化したプロセッサの電力効率と相まって、1日中コンテンツを満喫できるバッテリー持ちを実現している。通信面では最新のWi-Fi 7に対応し、物理SIMとeSIMのデュアル運用も可能だ。防塵(じん)・防水の等級はIPX8およびIP4Xで、水や若干のほこりに耐えられる。生体認証は顔認証と指紋認証の双方をサポートしている。プリインストールOSにはAndroid 17を採用している。
●大画面を生かしたマルチタスクでGalaxy AIも快適に
「Galaxy AI」も進化し、大画面の利便性とも相まって使い勝手が向上している。
「Now Nudge(ナウナッジ)」は、メッセージアプリなどで友人から予定や待ち合わせ場所の連絡が来た際、画面右下にAIから次のアクション提案をポップアップで表示する先回り機能だ。ユーザーがこのポップアップをタップするだけで、大画面を生かして自動的に2画面分割となり、メッセージ画面を開いたまま隣の画面で即座に地図アプリやカレンダーを開いて確認や入力を行える。ホーム画面に戻ってアプリを探して切り替える手間を省き、直感的なマルチタスクを可能にする。
「オートメーション」機能を利用すれば、ユーザーがあらゆる画面上から音声で指示を出すだけで、アプリ内の煩雑な操作をAIが全て代行する。例えばユーザーがこのアプリ内で「今週末のホテルを探して」と話しかければ、指定のアプリを起動し、条件検索から予約完了の直前ステップまでを画面上で自動操作する。この機能は9月末に日本語への対応を予定している。
さらに、テキストデータ、音声録音、写真などあらゆる形式の情報をAIに読み込ませることで、要約、議事録の作成、スライド資料の構成案作成などを行う「Gemini」ノートブック機能にも対応している。これにより、プライベートユースだけでなくビジネスシーンにおける業務効率や生産性も向上させる。
●推し活に最適な撮影機能 AI編集による動画作成も可能に
本機のカメラ構成は、アウトカメラが5000万画素が2つのデュアルレンズ構成、カバーディスプレイのインカメラとインナーディスプレイ側のインカメラがそれぞれ1000万画素という仕様になっている。閉じた状態ではコンパクトデジタルカメラのように片手で撮影ができ、撮った写真はすぐに端末を開いて4:3の広大な画面で細部まで確認できる。
動画撮影において特筆すべきは、新開発のAI編集機能である「マイファンカム」の搭載だ。これは推し活や子どもの運動会などのシーンに最適なトラッキング機能だ。ユーザーが複数人が踊っているような動画の中で特定の人物をタップして選択すると、AIがその人物の顔や特徴を自動で認識し、対象者だけを常に画面の中心に捉えた専用のクロップ動画を自動生成する。
対象者が一時的に他の人物の後ろに隠れるような場面があっても、AIが自然にトラッキングを継続し、好みの画角で切り出せる。追加の有料アプリや複雑な編集ソフトを必要とせず、標準のギャラリーアプリ内で手軽に高度な編集を完結できる。
またインカメラとアウトカメラで同時に録画を行う「デュアル録画」機能も大きな進化を遂げた。従来モデルではインナーディスプレイを開いた状態でのみ利用可能だったが、今作ではカバーディスプレイ側にもプレビューを表示できるようになった。これにより、撮影者と被写体がお互いの表情や映り具合をリアルタイムで確認しながら動画を撮影できるなど、新しいコミュニケーションを可能にしている。
●iOSからスムーズに乗り換えられるデータ移行機能も
他のOSからスムーズに乗り換える機能も用意した。最新のUIである「One UI 9」により、これまで煩雑だったデータ移行の手間を簡略化している。専用のデータ移行アプリを事前にダウンロードする必要はなく、初期設定時に新しい端末に表示したQRコードを古いスマートフォンのカメラで読み取るだけでデータ移行を開始する。
有線接続と無線接続のどちらの方法を選択しても、20種類の幅広いデータ移行に対応する。ただしLINEアプリの全期間トーク履歴を移行する場合のみ有線接続を必須とする。
さらにRCSへ標準対応したことで、OSの垣根を越えて高品質な写真や動画の送受信、既読確認などのメッセージのやりとりを行える。ファイル共有機能である「クイックシェア」もサポートしている。
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