【舞台「ダンダダン」インタビュー】村山彩希×二宮礼夢×百名ヒロキ、すでにグルーヴ感たっぷり!

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2026年07月24日 14:10  クランクイン!

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(左から)二宮礼夢、村山彩希、百名ヒロキ  クランクイン! 写真:中田智章
 幽霊を信じないオカルトマニアの男子高生・オカルンと宇宙人を信じない今どき女子高生・モモが怪奇現象に立ち向かう大人気マンガ『ダンダダン』(龍幸伸/集英社)が舞台化! 物語のメインとなるのが怪異との壮絶なバトルなだけに舞台化は不可能と思われていたが、本作ではあっと驚く方法でそれを実現。今回、モモ(綾瀬桃)役の村山彩希、オカルン(高倉健)役の二宮礼夢、オカルン(変身)役を務める百名ヒロキに稽古を前にした今の心境を語ってもらった。

【写真】モモ・オカルン・変身オカルン役! 村山彩希・二宮礼夢・百名ヒロキの撮りおろしショット

■“梅棒”の伊藤今人演出により物語はよりカオスに!?

――原作マンガの『ダンダダン』を読まれた感想は?

村山:学園生活の日常と怪異とのバトルが起こる非日常の振れ幅が凄すぎて、あっと言う間に読み終わりました。普段、あまりアニメやマンガを見ていなかったのですが、『ダンダダン』は猫好きの私のお母さんがチェックしていたので知っていました。

百名:ターボババアの招き猫がきっかけ? 

村山:そう。最初はかわいい招き猫が主要キャラだと思ってたくらい(笑)。それで読み始めたらインパクトの強い女子高生が出てきて、あれ? 最初のイメージと違うぞって思いました。

二宮:僕はかなり前から『ダンダダン』の原作マンガを読んでいて大ファンでした。モモとオカルンの恋愛物語や戦闘シーンの絵の迫力に惹かれました。テレビアニメだったらそこに音楽だったり、色が加わって凄い作品だなと。

――アニメも面白かったですよね。

二宮:アニメだと日本語が読めない海外の人でも面白く見ることができるのかなと思いますし、去年、お仕事で中国に行ったときに、上海に『ダンダダン』のポップアップストアがあって人気を目の当たりにしました。

百名:中国語では『ダンダダン』ってどう書くの?

二宮:「胆大党」(ダンダダン)って書いてありました。

百名:そういう漢字なんだ! 『ダンダダン』は読めば読むほど新しい発見がある作品だと思います。キャッチコピーの“オカルティックバトル&青春物語”だけ見ると、“なにそれ?”と思うかもしれませんが、実際に読むと本当にキャッチコピーの通りなんですよね。

――本作はダンスパフォーマンス集団「梅棒」の伊藤今人さんが演出をされるなど、通常の2.5次元舞台とは趣が違うものになりそうです。

二宮:舞台なので、アニメやマンガとはまた違う身体表現が見られると思います。目の前でキャラクターがセリフを発して、そこで生きているのを見ることができるので。今人さんが演出されるということはダンスも多くなると思いますし、照明や音楽も加わって、舞台ならではの魅力をもった『ダンダダン』をお届けできると思います。

村山:私は今、今人さん演出の舞台『ラヴ・オール!!』に出演中なので(取材は6月中旬に実施)、また今人さんが作る舞台に出演できるのがすでに楽しみです。百名さんもその前に出演した『新・幕末純情伝』や『熱海殺人事件 ラストメッセージ』でご一緒してますし、早く稽古に入りたいです。

百名:あのときの村山さんは、稽古前にかなりドキドキしていた印象だけど、今日の村山さんは生き生きしてるね(笑)。

村山:普段は頑張らなきゃいけないと思って、自分を追い込んじゃうんですけど、舞台「ダンダダン」に関しては楽しみすぎて不思議な気持ちです。

百名:僕は今人さんの演出は初めてなのですが、オーディションから激しいダンスを踊らせてもらえて楽しかったですし、舞台「ダンダダン」の演出助手の方が「かなり面白くなりそうだよ」って教えてくれたので、モチベーションがすでに高いです。

■PV撮影のために廃トンネルと廃墟へ。そこで見たものとは!?

――村山さんと二宮さんは廃トンネルと廃墟でPVに撮影してきたんですよね。

二宮:舞台のPVでロケに行くのは珍しいですよね(笑)。実際のところ、リアルな自分とオカルンというキャラクターのギャップをどこまで出せばいいのか塩梅が難しくて苦戦しました。

百名:しかもまだ稽古が始まってないからなおさらね。

二宮:そうなんです。でも監督さんから「君が全力で怖がっていればいい映像になるから」って言われて、それを信じて演じたらめちゃくちゃ怖くて面白い映像になっていました。

――村山さんは怖くなかったですか?

村山:私もモモになりきろうと思って意気込んでいったんですけど、実際のところは自分が怖がらないといけないというか、本当にそこにいるかのようなリアルな演技を求められた気がして、良い勉強になりました。

――PVの出来も気になりますね。

村山:暗闇にぽつんといるセルポ星人はめっちゃ怖かったです!

百名:リアルにセルポ星人がいたの?

村山:いたいた! (触っていないのに)勝手に倒れてきて、怪奇現象かと思いました(笑)。やっぱりセルポ星人は怖かったです。

――セルポ星人とすでに接近遭遇しているわけですね。そもそもみなさんはオカルトについてはどんな認識を?

村山:幽霊視える人いる…?

二宮:いや。

百名:視えないようにしてるというのが正解かな。怖いから感じないようにしている。極力怖いことは見たくないし、ジェットコースターにも乗りたくない。

村山:ジェットコースターも?(笑)。

二宮:それこそPV撮影で行った廃トンネルは怖かったです。僕は怖がりなので、人も全然いないし、肌寒いし、途中で行き止まりになるしで本当に何かが出そうって思いました。あの廃トンネルを経験したので、同じシーンを演じるにしても濃いシーンを演じられると思います。

村山:私はホラー大好きだけど、他人事として観られるホラーが好きなだけで、実際に自分が廃墟とかで体験するのは怖かったです(笑)。

■個性あふれるキャラクター同士のぶつかり合い

――いきなりハードな撮影からスタートしたわけですね。村山さん演じるモモはオカルトも平気なキャラクターですがどんなふうに演じられようと思われていますか?

村山:モモは個性豊かな子だなって思うんですけど、考えてみたら登場するキャラクターはみんな一癖も二癖もある人たちばかりなので、それがどんなぶつかり合いをするのかなって。

百名:確かにみんなどこかおかしい(笑)。

村山:自分が男勝りの性格なので、舞台上でモモとして強気な発言するのも気持ちよさそうだなとも思っています。

二宮:村山さんが発散してるのが見られるわけですね。お客さんも喜んでくれそう。

百名:そこは俳優の醍醐味(だいごみ)だね。

村山:自己満足にならない程度に自分も楽しみつつ演じたいです。ビジュアルが公開されたときに、いろいろな方からモモに合ってるって言っていただけたり、海外にいる『ダンダダン』ファンの方たちからの「この人は本当に生きているみたいだ」ってコメントがうれしかったので期待に応えられるように頑張ろうと思っています。

――二宮さんはいかがですか。

二宮:初めて『ダンダダン』を読んだときのイメージを崩したくないなと思っています。やっぱりモモとオカルンの関係を、リアルに目の前のお客さんに伝えたいですし、オカルンはモモに振り回されてこそって印象があるんですよね。そういうところにはこだわっていきたいです。

――オカルンの性格も一筋縄でいかないですよね。

二宮:僕も結構、ネガティブな部分はありますが、オカルンほどではないと思います。人と喋れないってこともないですし。僕自身幽霊とかは勘弁して欲しいのですが(笑)、オカルンは宇宙人を信じていてずっとオカルト雑誌を読んでる男の子なので、オカルト好きなところを大切にして演じたいです。

――百名さんは変身後のオカルンを演じられます。

百名:ビジュアル撮影で、メガネをしてマスクで顔を隠して、ゾンビのような色味のファンデーションを塗ったにも関わらずカッコよくなっていたので良かったなと(笑)。

――二宮さん演じるオカルンから、性格がガラリと変わるというのは演じるうえで難しい部分があるのでは?

百名:セリフもあんまり喋らないですし、アクションシーンも本気を1回出したらすぐにまた戻っちゃうので、その短い間にどう変身後オカルンの魅力を伝えるのか……。

――あの決め言葉が気になりますね。

百名:やっぱり変身後オカルンといえば“…萎えるぜ”の一言。この作品でこのセリフを言えるっていうのは楽しみです。毎公演、いろんな萎え方をしてみたいですね。

――毎回、変えられるんですか?

百名:「萎えるぜ〜〜!」

村山:全然、萎えてないじゃん!

百名:……萎えてないのはダメだね……説得力ある萎えるぜをやりたいと思います。

――稽古前に関わらず、御三方のグルーヴがすでに出来上がってますね。見どころは?

百名:稽古も楽しくできそうだよね。

二宮:今回はキャストの数も多くないし濃厚な稽古になりそうです。

百名:僕らよりもオカルティックな部分を表現するアンサンブルの方たちが大変かもしれない。

村山:今、共演している梅棒の『ラヴ・オール!!』のアンサンブルの方たちが、「ダンダダン」に出るアンサンブルの方たちは全員、化け物クラスで上手くて、人じゃない動きができるキャストがそろっていると仰っていました。凄く楽しみなんですよね。

二宮:2.5次元舞台の醍醐味はやっぱりキャラクターが目の前に立っていることだと思うので、『ダンダダン』のキャラクターたちが舞台上で生きているというのは観ていただく価値があるものなんじゃないかなと思います。

百名:これまでいろんな舞台に出演してきましたが、確かに始まる前の雰囲気からして今回はいつもと違うかもしれないです。2.5次元舞台で少数精鋭っていうのも珍しいですし、自分たちが思いついたアイデアとかも出せそうなので、ひとりひとりが良い力になれたらと思います。アンサンブルの方たちはじめ、素晴らしい人たちが集っているので僕たちはそれを信じて乗っかります。

――公演は8月に東京、9月に大阪公演が決まっています。

村山:最近思っているのはステージを楽しむことが一番ということ。14公演ありますが、きっと始まったらあっという間だろうなと思います。各公演、場所ごとでお客さんの温度が全然違うんですけど、その肌感を感じ取れるくらい余裕のある状態で本番に臨めるように準備したいです。

二宮:大阪は僕の地元なので、親もめちゃくちゃ楽しみにしてくれています。全公演見に行こうかなって言ってくれてるくらい。

百名:全公演はハードだね(笑)。夏だからこそ気合で乗り切れそうだけど、そこは冷静にいこうかなと……フフ。

村山:急にテンション下がった? え? ここで変身後オカルンになるの?

百名:夏場は体力使うから、ケアを大事にしようかなって。フフ。

――確かに夏場ですからね。

村山:気合で乗り切ります!

――チケット購入を迷っている方の背中を押すコメントはありますか?

村山:観るしかないでしょ!

百名・二宮:そのとおり! よろしくお願いします。

(取材・文:高畠正人 写真:中田智章)

 舞台「ダンダダン」〜Occultic Stage〜は、東京都・日本青年館ホールにて8月26日〜9月3日、大阪府・SkyシアターMBSにて9月11日〜9月13日に上演。

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