AI生成物に表示義務=禁止行為で制裁金65億円―EU
1
2026年07月31日 22:01 時事通信社

【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は31日、人工知能(AI)規制法に基づき、AIが生成・加工したコンテンツに識別表示を義務付ける規定を8月2日から適用すると発表した。欧州委と加盟国当局による規制の執行も同日開始し、利用者の保護とAIへの信頼確保を図る。
人の行動を不当に操作するなど、禁止されたAI利用を行った場合には、最大3500万ユーロ(約65億円)か、世界年間売上高の7%のいずれか高い方の制裁金が科される。
新たに適用される規定では、対話型AIについては、利用者にAIとのやりとりであることを知らせる必要がある。AIで本物と見分けがつきにくい画像や動画、音声を生成・加工した「ディープフェイク」を業務上利用する場合には、AIによるものだと分かる表示を義務付ける。
AIが生成・加工したコンテンツには、機械で読み取り可能な識別情報の付与も求める。大規模なリスクが指摘される先端モデルには、サイバー攻撃や人間による制御の喪失などに対する追加的な安全対策を求めている。
Copyright(C) 2026 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。