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2014年8月1日。
この日のランキングを眺めていると、「2014年を象徴する出来事」が一つあるというより、「今だからもう一度読んでみたくなる記事」がいくつも並んでいることに気づきます。
「そこじゃない」とツッコミが集まった謝罪文。過酷な労働環境の調査報告。そして、子どもを思う親の葛藤や、恋愛観、ライブへの憧れ。
どの記事も、2014年の夏を過ごしていた人たちの「気になったこと」が、そのまま残っているようです。
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「そこじゃない」がネット中の合言葉になった日
この日のランキング1位は、「『そこじゃないw』謝罪で注目」。
話題になったのは、九州新報のX(当時のTwitter)アカウントが投稿した台風情報でした。本来は「台風12号が勢力を強めながら…」と書くはずが、「性欲を強めながら…」と誤って投稿。当然すぐに訂正が入ります。ところが、「東に進み」を「北西に進み」に直しただけで、「性欲」の誤字には触れなかったため、「訂正するとこ、そこじゃない!」と大きな話題になりました。
もちろん、九州新報は実在の新聞社ではなく、ユーモアを交えた投稿で知られるアカウントです。それでも、この"絶妙なボケ"に多くの人が反応し、ランキング1位になるほどの話題になりました。
2014年のネットは、ニュースそのものだけでなく、「みんなでツッコむ」ことも一つのエンターテインメントでした。この見出しを見るだけで、当時のタイムラインの賑やかさまで思い出す人もいるかもしれません。
すき家の記事から思い出す、あの頃の働き方
ランキング上位には、「すき家従業員『20キロ痩せた』」という見出しの記事も入っていました。
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2014年は、「ワンオペ」や「ブラック企業」という言葉が社会に広く浸透した時期でもあります。その後、「働き方改革」という言葉が広まり、企業の労務管理も少しずつ変わっていきましたが、人手不足やサービス業の現場が抱える課題は、形を変えながら今も続いています。
このニュースは、「昔は大変だった」という話ではなく、日本の働き方が見直されるきっかけの一つとなった時代を映す記事として、今読み返しても考えさせられます。
母親を追い詰めているのは、「母子だけ」の時間なのかもしれない
この日のランキングには、「子を追い込む母 危険な力関係」という記事も入っていました。
記事では、「子どものためを思っているのに、気づけば言葉で追い詰めてしまう」と悩む母親の姿を出発点に、その原因を母親の性格ではなく、「母子だけの閉じた関係」という構造から考えています。
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実は同じ日には、ランキング外で「子どもに注意 魔法の言い回し」という記事も多く読まれていました。こちらは、「早くしなさい」を「あと100数える間に片付けようね」と言い換えるなど、親子のコミュニケーションを具体的な言葉で工夫するアイデアを紹介した内容です。
一方は親子関係を「構造」から見つめ直し、もう一方は毎日の「言葉」を少し変えてみることを提案する。同じ日にこうした記事が読まれていたことからも、「もっと子どもとうまく向き合いたい」と試行錯誤する親たちの姿が浮かんできます。
子育て中だった人はもちろん、自分自身の子ども時代を思い出しながら読んだ人もいたのではないでしょうか。
「理想の身長」と、あの夏に行きたかったライブ
ランキングには、「恋人の身長 男女の理想が判明」と、「『行ってみたいライヴ』1位は」も並んでいました。
身長の記事は、「自分の身長に満足していますか?」というアンケートから始まり、約半数の47.8%が「満足していない」と回答。さらに、恋人に求める理想の身長も調査され、男性は「156〜160cm」の女性、女性は「176〜180cm」の男性を理想とする回答が最も多かったそうです。
「自分は当てはまるかな」「理想と現実は違うよね」と、つい自分や周囲と比べながら読んだ人も多かったのではないでしょうか。
こうしたアンケート記事は、正解を知るためというより、「自分だったらどうだろう」と考えながら読む楽しさがありました。コメント欄でも、「うちは当てはまらない」「そのくらいがちょうどいい」と、それぞれの"理想"が語られていたのかもしれません。
一方、「行ってみたいライヴ」のランキングでは、嵐、Mr.Children、B'zが上位に並びます。
2014年は、嵐がデビュー15周年を迎え、9月にはハワイで記念ライブ「ARASHI BLAST in Hawaii」が開催されました。Mr.Childrenも初となるファンクラブ会員限定のライブハウスツアーを開催するなど、それぞれが節目となるライブを行った年でもありました。
ランキングの結果に驚きはないかもしれません。でも、その"納得感"こそが2014年らしさなのかもしれません。当時、多くの人が「一度は生で見てみたい」と思っていたアーティストが、そのまま並んでいます。
ライブの楽しみ方はこの12年で少しずつ変わりました。配信ライブも定着し、チケットの取り方も大きく様変わりしました。それでも、「あのアーティストを一度は生で見たい」という気持ちは、今も昔も変わらないのかもしれません。
あの日のあなたは何をしていましたか?
2014年8月1日。
あなたは、このランキングのどの記事を開いたでしょうか。
「そこじゃない」と笑っていたかもしれませんし、働き方のニュースに考えさせられていたかもしれません。あるいは、子育ての記事にうなずいたり、好きなアーティストの名前を見つけてライブに思いを巡らせていた人もいたでしょう。
もしmixiに当時の日記が残っているなら、ぜひあの日の自分を訪ねてみてください。
2014年の日記一覧へ
ニュースだけでは見えてこない、「自分だけの2014年」がそこに残っているかもしれません。



