被団協田中さん、若手芸術家と対話=ライブハウスで世代超え―東京・渋谷

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2026年08月01日 07:31  時事通信社

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時事通信社

ライブハウスの対話イベントに登壇した(左から)コムアイさん、日本被団協代表委員の田中熙巳さん、寺尾紗穂さん=31日午後、東京都渋谷区
 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳代表委員(94)は31日夜、東京・渋谷のライブハウスで若手アーティストらと対話し、「核兵器が1万2000発もあり、急いで世界中の友好をつくっていかねばならない」と呼び掛けた。来場者らとも交流し、世代を超えて平和について語り合った。

 イベントは「Dialogue for Peace」。被爆3世で歌手のコムアイさん(34)と、戦争体験者の証言を聞き取った著書もある音楽家の寺尾紗穂さん(44)が登壇した。コムアイさんが「焼けた長崎の街を見た時、どんな気持ちでしたか」と尋ねると、田中さんは長崎で親族5人を失った被爆体験を語り、「こんな殺し方ってあるのか。こういう情景がこれからの戦争の姿だと思った」と応じた。

 企画したのは、長崎市で平和教育に取り組む林田光弘さん(34)。約10年前、核兵器禁止条約を推進する「ヒバクシャ国際署名」で日本被団協と共に活動した。

 日本被団協は2024年にノーベル平和賞を受賞。核兵器廃絶に向けた運動の高まりが期待されたが、「思った以上の広がりは見えなかった。他分野の関心層に興味を持ってもらう機会になれば」と考案した。「被爆者が人類のため立ち上がった経過も知っている94歳の田中さんの話を聴くことは、未来をつくるヒントになる」と話す。

 オンライン配信もあり、収益の一部は核廃絶の活動に充てる。2回目は10月、長崎市で予定している。 

東京・渋谷のライブハウスで行われた若手アーティストらとの対話イベントで、被爆体験や平和について話す日本被団協代表委員の田中熙巳さん=31日午後、東京都渋谷区
東京・渋谷のライブハウスで行われた若手アーティストらとの対話イベントで、被爆体験や平和について話す日本被団協代表委員の田中熙巳さん=31日午後、東京都渋谷区


被爆者と若手芸術家らが対話するイベントを企画した林田光弘さん=6月28日、東京都渋谷区
被爆者と若手芸術家らが対話するイベントを企画した林田光弘さん=6月28日、東京都渋谷区

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