また、企画者である同館キュレーターのアンドリュー・ボルトン(Andrew Bolton)は、「ガリアーノのコレクションはすべて、時間、場所、あるいは媒体によって隔てられたもの、つまり肖像と姿勢、シルエットと物語、記憶と素材といったものを巡る旅から始まります。本展ではファッションを地図作成の一形態として捉え、領域ではなく、親和性、緊張、そして変容を描き出します。イメージがアイデアになり、アイデアが素材になり、素材が感情になる過程を辿ります。しかし、地平線は私たちの目の前にあるものだけでなく、私たちがどこに立っているのかも明らかにします。したがって、本展はガリアーノがファッションを通して世界をどのように再構築してきたか、そして彼の行動、その結果、そして変化する文化的価値観が、彼の作品に対する私たちの理解をどのように変えてきたか、という両方の側面を考察します」と説明している。
なお、特別展における存命デザイナーの単独展は、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)(1983年)、川久保玲(2017年)に続く3人目となる。ガリアーノは今年3月に「ザラ(ZARA)」と2年にわたるクリエイティブパートナーシップを締結したと発表。9月にファーストコレクションの発表を控えている。