4日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比12.62ポイント(0.33%)高の3822.29ポイントと反発した。
外部環境の改善が好感される流れ。過度な中東不安が薄らぐ中、原油や米長期金利が低下し、米株の上昇も続いている。昨夜の米株市場では、ハイパースケーラー(超大規模なデータセンターを自社で保有・運用)など成長株(グロース株)に買いが先行し、主要指標のNYダウが1.3%高と3日続伸。約1カ月ぶりに史上最高値を更新した。中国株マーケットにも買いが波及している。
ただ、上値は限定的。中国の景気動向を見極めたいとして、様子見ムードも漂っている。今週は5日に民間集計の7月RatingDog中国サービス業PMI、7日に7月の貿易統計、9日に7月の物価統計が発表される予定。前日までに官民が公表した7月の中国製造業PMIはそろって予想を下回っただけに、内容が気がかりだ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、半導体などハイテクの上げが目立つ。銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が10.0%(ストップ)高、光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)が8.3%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)と半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)がそろって7.2%高、プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)が7.0%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が6.1%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH)が8.0%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は4.1%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
医薬株も急伸。薬明康徳(603259/SH)が10.0%(ストップ)高、哈薬集団(600664/SH)が7.7%高、浙江海正薬業(600267/SH)が6.4%高、津薬薬業(600488/SH)が4.4%高で取引を終えた。発電・電設株、軍需産業株、素材株なども買われている。
半面、銀行・保険株はさえない。中国農業銀行(601288/SH)が4.1%、中国工商銀行(601398/SH)が3.8%、中国銀行(601988/SH)が3.5%、中国太平洋保険(601601/SH)が3.6%、中国平安保険(601318/SH)が2.9%、中国人民保険集団(601319/SH)が2.6%ずつ下落した。消費株、運輸株、自動車株、エネルギー株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.33ポイント(0.48%)高の280.02ポイント、深センB株指数が9.47ポイント(0.81%)安の1167.09ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)