消費減税方針を閣議決定=食品1%、来年4月から2年間―関連法案、秋の臨時国会提出へ

39

2026年08月05日 16:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

記者団の取材に応じる高市早苗首相=5日午後、首相官邸
 政府は5日の臨時閣議で、飲食料品の消費税率を2027年4月からの2年間に限り、現行の8%から1%に引き下げる方針を決定した。残る1%相当分の中低所得者向け現金給付と合わせて「実質ゼロ化」を実現する。

 政府は9月に税制改正大綱を決定し、今秋に想定される臨時国会に関連法案を提出する。成立すれば、1989年の導入以来初の消費税減税となる。

 高市早苗首相は首相官邸で記者団に「早期成立を目指す」と強調。財源について「歳入確保の取り組みをゼロベースで進めることで、必要な財政需要には十分に対応できる」と述べた。

 自民党は、これに先立つ臨時総務会で減税方針を全会一致で了承。日本維新の会との政策責任者会議も開き、与党内の手続きを終えた。

 消費税減税は、29年度から本格導入する所得連動給付制度までの「つなぎ」と位置付けられる。同制度は、中低所得者の税・社会保険料の負担軽減や就労促進が目的で、将来的な給付付き税額控除への「第一歩」となる。

 食料品の消費税率を「実質ゼロ化」する案は、超党派の社会保障国民会議で与党が主張した。反対する野党が掲げた現金給付と併記する形で、中間報告に盛り込まれた。

 2年間で見込まれる減収は10兆円規模。財源について、首相は赤字国債の発行に頼らずに租税特別措置・補助金の見直しなどで確保すると説明するが、具体的に明示していない。

 自民内にはなお懸念が根強く、臨時総務会では財源の明示を求める意見が出た。消費税減税に反対姿勢の宮沢洋一前税制調査会長、中谷元前防衛相らは欠席した。

 消費税減税は社会保障の財源に穴をあけかねないとの声も絶えない。これに対し、首相は「影響が出ないようにしっかり対応する」と記者団に述べ、理解を求めた。 

臨時閣議に臨む高市早苗首相(中央)=5日午後、首相官邸
臨時閣議に臨む高市早苗首相(中央)=5日午後、首相官邸

このニュースに関するつぶやき

  • 閣議決定しても、不都合なら撤回しそう。統一地方選挙で圧勝したら速攻でやりそう。
    • イイネ!5
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(30件)

ニュース設定