ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)/2026MotoGP第12戦イギリスGP 8月8日、2026年MotoGP第12戦イギリスGPの2日目セッションがシルバーストン・サーキットで行われ、MotoGPクラスのスプリントではホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が今季3勝目を飾った。小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)2位でレースを終えている。
今大会は3名のレギュラーライダーが欠場し、カル・クラッチロー(カストロール・ホンダLCR)がヨハン・ザルコ、イケル・レクオーナ(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がフェルミン・アルデゲル、ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3)がマーベリック・ビニャーレスの代役を務めている。また、アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)が2戦ぶりにワイルドカード参戦している。
午前に行われた公式予選では、ポイントリーダーのマルティンが今季2度目のポールポジションを獲得。2番手にラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)、3番手に小椋が続いてアプリリア勢がフロントロウに並んだ。
直前に行われたMoto2クラス予選において赤旗が提示された影響を受け、10周のスプリントは5分遅れで開始。気温26度、路面温度41度、やや雲の多い晴れのドライコンディションでウォームアップラップがスタートした。タイヤは全車がフロントにハードを装着。リヤは選択が分かれたが、上位勢を含む大半のライダーがソフトをチョイスした。
ホールショットを守ったのは抜群の蹴り出しを決めたマルティンとなり、小椋は2番手でターン1を通過する。2番グリッドのラウル・フェルナンデスはやや出遅れてファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が3番手に浮上。さらに5番手争いを展開していたマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)とマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)にも先行を許し、トップ5オーダーは、マルティン、小椋、ディ・ジャンアントニオ、マルク・マルケス、ベッツェッキとなった。
そんななか、ターン4でクラッチローが転倒を喫してしまう。続くターン16ではレクオーナが転倒したが、この際にフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)とのインシデントが発生しており、審議の対象となった。なお、クラッチローは隊列への復帰が叶ったものの、4周目にはガレージに戻ってレースを終えることとなった。また、4周目のターン4では、6番手を走行するラウル・フェルナンデスがスリップダウンを喫して大きく後退。6周目に戦線を離脱した。
上位勢は順位変動のない状態が続いていたが、5周目を迎えるとベッツェッキがターン9の立ち上がりで4番手に浮上する。翌周は6番手のアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)もマルク・マルケスの攻略に成功し、5番手にポジションを上げた。7周目はベッツェッキがとディ・ジャンアントニオによる3番手争いが展開され、ターン9でベッツェッキが3番手を奪取。表彰台圏内にポジションを上げた。
2番手を走行する小椋は8周目まで首位を快走するマルティンの1秒圏内につけていたが、2台の間合いは徐々に拡大。後続に対して約1.5秒のギャップを築いたマルティンは首位の座を譲ることなくチェッカーを受け、今季3度目のスプリント優勝を飾った。小椋は2位となり、ベッツェッキが3位を獲得。アプリリア勢がスプリントでは初となる表彰台独占を成し遂げた。4位以降はアレックス・マルケス、ディ・ジャンアントニオ、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)、モルビデリが続き、リヤのグリップ不足に苦しみ次第に順位を落としていったマルク・マルケスは9位でフィニッシュ。入賞圏内をなんとか守り抜き、チャンピオンシップポイントを獲得した。
[オートスポーツweb 2026年08月09日]