転倒者続出の決勝でR.フェルナンデスが今季初優勝。小椋藍は痛恨の転倒リタイア/第12戦イギリスGP

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2026年08月09日 22:10  AUTOSPORT web

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ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)/2026MotoGP第12戦イギリスGP
 8月9日、2026年MotoGP第12戦イギリスGP MotoGPクラスの決勝レースが行われ、ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が今季初優勝を飾った。小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)は転倒を喫してリタイアとなった。

 3週間のサマーブレイクを挟み、シルバーストン・サーキットを舞台に開催されている第12戦。後半戦開始までに回復が叶わなかったヨハン・ザルコ、フェルミン・アルデゲルは引き続き欠場となり、昨年に左肩を負傷したマーベリック・ビニャーレスも療養のために欠場を選択。3名の代役としてカル・クラッチロー(カストロール・ホンダLCR)、イケル・レクオーナ(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3)が参戦している。また、アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)がワイルドカード参戦し、今季4度目の世界選手権出走を果たした。

 予選にて決定された決勝グリッドは、ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)がポールポジション、ラウル・フェルナンデスが2番手、小椋が3番手に続いてアプリリア勢がフロントロウを独占。スプリントでランキング3位に浮上したマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)は5番手、4位に後退したマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は6番手からレースを迎えることとなった。

 20周で争われたMotoGPクラスの決勝は気温27度、路面温度45度、快晴のドライコンディションで開始。全車がフロントにハード、リヤにミディアムを装着するタイヤ選択を採った。ポールスタートのマルティンは順調な蹴り出しを見せたが、2番グリッドのラウル・フェルナンデスがホールショットを奪ってトップに浮上する。小椋は3番手に続いたが、続くターン2ではアウト側からベッツェッキが2番手に浮上し、マルティン、小椋はそれぞれ3番手、4番手に後退。この2台がポジションを争う隙をつき、マルク・マルケスがターン4で3番手にポジションを上げた。

 上位勢が激しい順位争いを展開するなか、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)とアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がターン7で転倒。2台のインシデントは一時審議対象となるも、ペナルティが科されることはなかった。この間にマルティンがマルク・マルケスをパスし、2周目を迎えた時点でのトップ5オーダーは、フェルナンデス、ベッツェッキ、マルティン、マルク・マルケス、小椋となる。しかし上位4台に比べてややペースの劣る小椋は後続車両に迫られる展開となり、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)に先行を許して一気に7番手まで後退してしまった。

 ラウル・フェルナンデスが早くも3秒近いギャップを構築する一方、2番手以下は5台が数珠つなぎとなり、アコスタを4周目にかわしたアレックス・マルケスが5番手に浮上する。勢いに乗ったアレックス・マルケスは6周目に兄のマルク・マルケスも攻略し、4番手にポジションを上げた。

 5周目を迎えるとエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)が転倒を喫し、6周目にレクオーナ、7周目にクラッチロー、8周目にはフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が転倒する。レース中盤はリタイア車両が続出し、9周目のターン16では7番手を走行していた小椋がスリップダウンを喫して戦線を離脱することに。この間、マルティンがベッツェッキがをかわして2番手に浮上。アレックス・マルケスもベッツェッキをパスして3番手に浮上するが、10周目のターン1では大きくラインを外して再び5番手に後退。この直後には4番手を走行していたアコスタと接触する場面も見られたものの、2台はそのまま走行を続けた。

 4番手争いはセッション折り返し後も続いたが、12周目のターン15でこのバトルは決着。アレックス・マルケスが4番手の座を奪取する。その後、アレックス・マルケスは3番手のベッツェッキとの間合いを着々と縮め、背後についた状態でファイナルラップを迎えた。一方、ラップリーダーのラウル・フェルナンデスは約2.5秒のタイムギャップを築いて20周目に突入。序盤から一度も首位の座を譲ることなく今季初優勝/通算2勝目を掴み取り、2025年の第19戦オーストラリアGP以来15戦ぶりに勝利を挙げた。2位にマルティン、3位にはポジションを守り抜いたベッツェッキが続き、スプリントに続いてアプリリア勢が表彰台を独占した。

[オートスポーツweb 2026年08月09日]

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