山の日に知りたい「山」のレース名 日本一の富士山から標高4.5mの天保山まで

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2026年08月11日 12:00  netkeiba

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昨年の富士Sを制したガイアフォース(撮影:下野雄規)
 きょうは「山の日」。自然に親しみ、山の恵みに感謝する日として、2016年に設けられた国民の祝日。国土の約7割が山地といわれる日本だけに、レース名にも名峰を冠したものが数多く存在する。今回は「山」にまつわるJRAのレースをいくつか紹介しよう。

 まずは富士山にちなんだものから。静岡県と山梨県にまたがる標高3776mの日本一高い山は、数多くレース名にも採用されている。10月に東京競馬場で行われる富士Sがその代表例。ジャパンCの招待を受けた外国馬、帯同馬が出走できるレースとして、81年に創設されたオープン競走が前身とされ、現在はマイルCSの前哨戦に位置付けられている。なお、netkeibaのデータベースによれば、「富士」を冠したレース名は60年代から確認できるほか、赤富士Sや白富士S、中山競馬場には初富士Sも存在。また、福島競馬場で4月に行われる吾妻小富士Sの「吾妻小富士」は、福島市側から見た山の姿が富士山に似ていることから、そう呼ばれるようになったという。

 日本一高い山の次は、とりわけ低い山を取り上げたい。6月に阪神競馬場で行われる天保山S。その由来となった天保山は大阪市港区にあり、標高はわずか4.5mしかない。大阪ベイエリアの一角として多くの人が訪れる場所。かつては「日本一低い山」ともいわれていたが、現在は宮城県仙台市の日和山(標高約3m)に次ぐ2番目ともいわれる。98年には地元の有志によって山岳救助隊が結成されたほか、登頂証明書も発行されるなど、町おこし活動が行われている。

 一方で山を思わせる競走名ながら、実際には山を指してないケースもある。7月に福島競馬場で行われる開成山特別。18年に障害重賞9連勝中のオジュウチョウサンが出走、勝利して大きな話題となった一戦だが、「開成山」という山が存在するわけではない。由来となった開成山公園は福島県内でも有数の桜の名所で、野外音楽堂や野球場なども備え、市民の憩いの場として親しまれている。「離れ森」といわれていた眺望のいい小高い丘を「開成山」と名付けたとされ、一帯より高い場所にあったことから、「山」の名が付いたと考えられる。

 そして今週土曜の札幌11Rで行われる報知杯大雪ハンデキャップも、北海道中央部にそびえる大雪山にちなんだレース。このように、山にまつわるレース名は数多く存在する。日本一の富士山から標高わずか4.5mの天保山、さらには実際の山ではない開成山まで、その由来も実にさまざま。「山の日」をきっかけに、普段は何気なく目にしているレース名の由来に注目してみるのも面白いかもしれない。

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