「Google Store 表参道」潜入レポート 米国を超える最大規模の店舗と「丸ごとAI体験フロア」の見どころ

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2026年08月13日 16:20  ITmedia Mobile

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米国以外では初の旗艦店となる、Google Store 表参道

 Googleの米国外で初となる旗艦店「Google Store 表参道」が、8月13日14時にオープンした。場所は東京の東急プラザ表参道「オモカド」1階となる。


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 このストアでは、Googleのハードウェアや各種サービス、最新のAI技術を直接体験できる。来店者はスマートフォン「Pixel」や「Pixel Watch」「Pixel Buds」などの製品やアクセサリーを、実際に手に取って購入できる。


 開店に先立ち、報道陣向けに店舗の内部が公開された。各フロアのコンセプトから内装の特徴、サポート内容や“特別な体験”までをレポートしよう。


●世界最大の店舗面積 天然木を豊富に用いて心安らぐ空間に


 Google Store 表参道の建物面積は1158平方メートルで、地下1階から2階までの3フロアがある。Googleは米国で10店舗のストアを展開しており、Google Store 表参道が11店舗目となるが、面積は米国の全店舗よりも大きく、Google Storeで最大だという。それだけに、どのフロアも広々としたスペースで、装飾品も充実させている。


 展示用のテーブルや棚には天然木を豊富に活用しており、棚には、木目の間が光る仕掛けも用意した。これは、日本のちょうちんの光をイメージしたという。「忙しい中でも安らぎをお届けすること」(Google担当者)が狙いだ。天然木には丸みを帯びたフォルムにもこだわり、「無機質な空間ではなく、ちょっと安らぐ心温かい空間」(同)も意識した。


●1階:自然や「Pixel」のカラーと連動したアートインスタレーション


 1階では、Googleの最新デバイスやAI機能を体験できる。店内はスマートフォンのPixel、スマートウォッチのPixel Watch、ワイヤレスイヤフォンのPixel Buds、そしてGeminiの各種機能を試せるエリアに分かれている。


 スマートフォンは最新のPixel 11シリーズをふんだんに用意し、8月20日の発売に先立ち、じっくり試すことができる。


 左端には、Pixel 11シリーズやPixel 10シリーズ、Pixel 9a用のケースを展示している。日本ではケースのユーザーが多いことから、米国の店舗よりもスマホケースの展示を充実させた。こちらはGoogle純正ケースの他、サードパーティーの「Made for Google」認定製品も展示、販売する。


 1階中央には「California Dreaming:Landscape of Colors 2026」と題したアートインスタレーションが特別展示されている。Googleの製品デザインは、同社が本社を置くカリフォルニアの自然や光から着想を得ている。この展示では、製品のカラーや形状のルーツを五感で理解できるのが見どころだ。


 例えば、Pixel 10aやPixel 11 Proに採用されたカラー「Fog」は、青みがかったホワイトに仕上げられているが、こちらはカリフォルニアの霧から着想を得ている。Pixel Watch 5の丸みのあるフォルムは水の表面張力をイメージした。それが分かる展示として、Pixel Watch 5の本体の隣に、水滴を載せたダミーのウォッチも並べており、どちらが本物か見分けがつかないほどだ。


 また、黒系のカラー「Obsidian」は、溶岩石の質感や色味をモチーフにしている。溶岩石をイメージしたオブジェの中にはスピーカーが自然に溶け込んでおり、デバイスとの組み合わせで違和感のないカラーを目指した。


 Pixel 11 ProやPixel 11 Pro Foldに採用されたOliveに関連して、オリーブの木を表現したインスタレーションも展示している。この中にあるハイビスカスの花は、Pixel Watchのバンド素材から制作している。過去のPixel Watchをデザインする際に余った素材を活用しているという。


 Oliveに加え、Pixel 11にも採用されたPistachio(ピスタチオ)という2種類のグリーン系カラーを、コケを用いて表現。米国から持ち込んだというコケの中には石ころをアクセントとして入れ、Pixelの金属パーツからきらめきを感じてもらうための趣向を取り入れた。


 Pixel 11 Proに採用されたCanyon(キャニオン)は、カリフォルニア州の砂丘をイメージし、そこから着想を得たインスタレーションでは温かみを表現した。


●表参道店限定のサステナブルな「スマホストラップ」も登場


 店舗限定アイテムとして、表参道店のみで販売される「スマホストラップ」を5500円で販売する。このストラップは、Googleのデザインチームが手掛けたもので、Pixel Watchや「Fitbit」のバンド用ファブリックの余剰素材や試作材料をアップサイクルして作られている。リボンのような形状やループ状のものなど全6種類の形があり、色や糸の組み合わせによって異なる表情を持つ。


 デザイン面だけでなく、「バッグやポケットからスマートフォンを取り出しやすくする」という実用性も兼ね備えている。数量限定での販売なので、思い立ったら早めに入手することをおすすめしたい。


 ストア内には、Geminiを体験できる専用スペースも展開される。有料プラン「Gemini Advanced」が利用できる端末が設置されており、日常使いを想定したプロンプトが用意されている。「今夜の晩御飯の提案」といった身近な相談から、「理想の部屋の画像生成」「癒やしの音楽制作」まで、AIを活用した幅広い体験が可能だ。


 この他、スマートスピーカー「Google Nest」シリーズに話しかけて応答を試せる他、スタッフに声をかけることでPixel Budsを実際に装着して音質を試聴したり、Pixel Watchのバンドを試着したりすることもできる。


 1階は実店舗ならではの体験と、Googleのハードウェア・ソフトウェアの魅力を融合させた空間となっている。


●地下1階:修理や設定サポート、アート展示が融合する「ヘルプ」フロア


 地下1階は、顧客サポートを重視したスペースだ。同社が大切にする「Here to Help(お客さまのお手伝いをする)」精神を体現し、安心してデバイスを使い続けられるような窓口を設けた。


 主なサービスは以下の3点だ。


・店頭修理サポート:Pixel 6a以降のスマートフォンとPixel Watch 4以降のスマートウォッチの直接修理に対応し、修理内容によっては即日返却が可能だ。予約なしでも来店できるが、スムーズな案内にはオンラインでの事前予約が推奨されている。


・オンライン購入商品の店舗受け取り:公式オンラインストアで注文した商品を、発行されたQRコードを提示して店頭で受け取れる。


・延長保証・各種サポート:端末の返品・返金や下取りに加え、保証サービス「Pixel Care+」などの申し込みも受け付ける。


 さらに、スタッフと1対1で相談できる専用スペースも設置している。新しく購入したPixelの設定やデータ移行だけでなく、Fitbitや「Google Nest」製品との連携方法など、Googleエコシステム全体を通じたコンサルティングを行う。


 フロア内には、日本のローカルアーティスト・寺山典彦氏による立体アート作品や、サステナビリティの取り組みを紹介するギャラリーが展示されている。廃材や再生素材、Pixel Watchのバンド素材を用いて制作された作品が空間を彩り、こうした作品を眺めているだけでも飽きない。


●2階:世界初の「丸ごとAI体験フロア」 アバター作成、120倍ズームの疑似体験も


 2階の「Pixel Studio」は、PixelとGeminiのAI機能を融合させた体験型のクリエイティブスペースだ。フロア全体をAI体験に特化させた店舗は、米国の直営店を含めても表参道店が初となる。日本ユーザーのテクノロジーに対する感度の高さに着目し、企画された。体験は全て無料で楽しめる。


 フロア内には複数の体験ブースが用意されている。


超解像120倍ズームの疑似体験


 Pixel 11 Proに搭載される「超解像120倍ズーム」機能を、実際に体験できるコーナー。巨大なモニターに映った遠くの被写体がどこまで鮮明に見えるのかを、その場で体感できる。


フォトブースで画像生成


 画像生成ツール「Nano Banana」と動画生成ツール「Veo」を活用し、さまざまなスタイルの画像や動画を生成できる。表参道店限定のフィルターとして画像用6種類、動画用4種類を用意。作成した画像はデータとして受け取れる他、その場でプリントも可能だ。写真シール作製機のような趣で、1人でも複数人でも楽しめる。なお、写真はシールとしては使えない。


アバター生成


 原宿や表参道のトレンド、カルチャースタイルを選んで自分だけのアバター画像を生成する。作成したアバターは、限定のアバターカードとして記念に持ち帰ることができる。


Project Genieの体験


 Google DeepMindの研究プロトタイプ「Genie 3」を活用したインタラクティブ展示。Pixel 11 Pro Foldをコントローラーにし、リアルタイムで生成され続ける仮想世界を自由に探索できる。日本国内でこの体験が可能な場所は非常に珍しいが、プロトタイプのため、現在は1分間のみプレイできる。


 フロア奥のイベントスペースには公式グッズの販売コーナーも展開される。米国で販売されている定番アイテムの他、日本限定の「豆皿」「お箸」「湯呑み」「クリアファイル」「ノートブック&ペン」など、オンラインでは購入できない表参道店限定のオリジナルグッズが並ぶ。


 この2階では今後、ワークショップやイベントも定期的に開催していく予定だ。


●人に寄り添う、温かみのあるフラグシップストアが誕生


 実際に3フロアを見て感じたのは、どのフロアも照明が抑えられており、天然木を豊富に用いた落ち着いた空間だということ。その中にアートインスタレーションが華を添えており、来店者を飽きさせない演出が施されている。


 店舗スタッフも過度な接客はせず、来店者を見守りながら、ユーザーに寄り添う接客を心掛けているという。


 Pixelの製品を購入する予定がなくとも、店内のインスタレーションを眺めているだけでも楽しく、Pixel StudioではAI加工した写真のプリントやアバターカードなどの“おみやげ”もゲットできるので、家族や知人とふらっと立ち寄っても楽しめること請け合いだ。


 今なら先着1000人にノベルティをプレゼントするので、入手したい人は早めに来店することをおすすめする。


 サポートの安心感と最先端AIの楽しさを兼ね備えた、新しいフラグシップストアが表参道に誕生した。日本初の旗艦店、そしてPixel 11シリーズの発表直後ということもあり、Google Store 表参道は多くの注目を集めそうだ。



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