【巨人】小笠原慎之介「一つの歓声として」ブーイングの中、フルスロットルで「敵地」駆け抜ける

0

2026年08月16日 20:13  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

中日対巨人 1回裏中日2死一、二塁、石川昂弥から三振を奪った小笠原慎之介は雄たけびを上げる(撮影・上田博志)

<中日0−11巨人>◇16日◇バンテリンドーム


見慣れたはずの景色が、どこか違った。巨人小笠原慎之介投手(28)がかつて本拠地として戦ったバンテリンドームに帰ってきた。マウンドの土を踏むと、硬くなったような気がする。外野を見渡せば、ホームランウイングが設置されている。最後に登板してから約2年。知らない景色が増えていた。


なにより違うのは、着ているユニホーム、向かうベンチ、そしてファンの声援だ。右翼席から聞こえていた「小笠原」コールは、ブーイングに変わった。「一つの歓声として」と、平然と受け止めた。


マウンドに立てば、やることは変わらない。相手は8年間ともに戦った中日柳。「ロースコアになることは、頭の中にも入っていた。目の前のアウトを一つずつ取るだけだった」。初回からフルスロットルだった。日本球界復帰後最速となる150キロも計測。2死一、二塁で石川昂に内角へ力強い直球を決め、見逃し三振。ピンチを脱し、ドームに雄たけびを響かせた。


復帰後最長に並ぶ7回を投げきり、8奪三振無失点。同球場では、中日時代の24年8月9日以来、737日ぶりの白星を手にした。「僕からしたら、アウェーに変わったので。また新しい球場として臨みました」。9年間過ごした名古屋の地。今度は敵地として駆け抜けた。【北村健龍】

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定