「独身も地獄、結婚も地獄」40代で結婚した男性が「かなり苦痛を感じている」ワケ。足りないのは“人生を俯瞰する力”だった

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2026年08月18日 16:10  日刊SPA!

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※画像はイメージです
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆結婚と独身、どちらのほうが幸せなのか?

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

 今回は筆者の地元の友人・安室君(仮名・47歳・男性)が、飲みながら愚痴っていた話をもとに、「結婚はしたほうが幸せなのか? それとも独身のままのほうが幸せなのか?」について考えていきたいと思います。

 安室君は20代・30代の頃にたくさんの恋愛を経験しており、平たく言うと遊びまわっていたのですが、40歳になってから付き合い始めた6歳年下の彼女と、交際半年でスピード婚。現在は妻と幼い息子の3人家族を築いています。

「40代はまだ独身でも楽しくすごせただろうけど、さすがに50代、60代で独り身は寂しい人生になりそうだなと思って結婚に踏み切ったんだよ。おかげでかわいい子どもに恵まれたし、奥さんとも不仲ってわけではないので、はた目から見れば普通に“幸せ家族”なんだろうね。おかげで“老後の孤独”の不安はなくなった。

 ただ、ぶっちゃけ結婚して失ったものもかなり大きい。独身時代は週1、2のペースで深夜まで飲み歩いていたし、休みの日は昼まで寝て起きたら夜までずっとゲームしてたし、とにかく自由だった。けど今は家事も育児も半々で分担してるから、飲みに行く機会もゲームする時間もほとんどない。“自分の時間”ってものがゼロになってしまって、正直それがかなり苦痛なんだよね」(安室さん)

 安室君がこの愚痴の最後に、冗談半分ながらこう語ったことが衝撃的で印象に残っています。

「独身も地獄。結婚も地獄。どっちに進んでも地獄だった(笑)」(安室さん)

◆結婚で本当に自由な生活は失われるのか?

 安室君のように40歳ぐらいまで独身を謳歌していたものの、それから先の人生に待ち構えている老後を想像し、独り身でい続けることに恐怖心にも似た焦燥感に駆られるという人も少なくありません。

 もちろん50代でも60代でも70代でも未婚のままのシングルライフを満喫し、幸せな人生を送れている人もたくさんいますが、逆に50代頃から独身生活に寂しさを感じるようになり、「もっと若い頃に婚活をがんばっておけばよかった」と後悔する人もいます。

 安室君はアラフォーでその後の人生の孤独感に不安を抱くようになり、わりとすぐに結婚できたので、彼が感じていた独り身の寂しさは回避できたことでしょう。

 けれどそれと引き換えに、頻繁に深夜まで飲み歩いたり、昼まで寝て夜までずっとゲームし続けたりといった自由なライフスタイルを、失ってしまったと感じているようです。

◆再び“自分の時間”を持てるようになる

 さて、「どっちに進んでも地獄」という安室君の主張したいことはわかるのですが、筆者は彼に「それはないものねだり」だと断言したうえで、人生を俯瞰する思考を伝えました。

 生涯独身でも孤独感を覚えずに幸福な人生をまっとうできるタイプの人もいますが、安室君は「独り身は寂しい人生になりそう」と自覚していました。ですから、まず結婚して家族を持てたことは素晴らしいことですし、喜ばしいこと。これは間違いない。

 しかし、家庭を築いたゆえに独身時代には無限にあった“自分の時間”がほぼゼロになってしまったことを悲観して、冗談半分ながら「結婚も地獄」と評していたわけです。

 とはいえ子育ては子が中学生になるとひと段落するため、その頃には“自分の時間”を多少作れるようになるでしょうし、子が中学・高校の6年間を終えて成人すれば、さらに“自分の時間”を持つことができるようになるでしょう。

◆むしろ、幸せの両獲りができる決断だった

 子育てのフェーズが進んでいけば飲みに行く機会やゲームをする時間も、再び確保できるようになるはず。そして今のうちに妻と共通の趣味でも作っておけば、子が社会人になって巣立った後に、夫婦で穏やかで充足した老後を過ごすことができるのではないでしょうか。

 ですから“今”だけを切り取って考えると、確かに安室君には「どっちに進んでも地獄」のように見えてしまっていたかもしれませんが、むしろこれからの人生、“孤独を回避”した未来と“自分の時間”を持てる未来、両獲りできるはずなのです。

 ――大前提として、価値観は多様であり十人十色。

 生涯独身で満ち足りた人生を送れる人もいれば、結婚生活に大きな不満を抱く人もいるため、結婚がすべてではないし、結婚することが正しいわけでもありません。

 けれど、安室君の価値観で考えれば、“結婚して家庭を持つ”という決断は間違っていなかったのではないでしょうか。

<文・堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

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  • 独り身は寂しい? ま、自分は結婚できると思ってる人の戯言だろう。経済力や容姿、性的指向などで結婚できない人にそんな選択肢は無い
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