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2026年2月1日から放送がスタートした『名探偵プリキュア!』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)は、1999年にタイムスリップした中学2年生の「明智あんな」が主人公。名探偵に憧れる14歳の少女「小林みくる」と出会い、2人で名探偵プリキュアとして数々の不可思議な事件と怪盗団ファントムに挑みながら、元の時代へ帰る方法を探す物語です。
放送以来、「たんプリ」は子どもだけでなく大人のファンも幅広く獲得。ねとらぼでは、ファンが考察合戦を繰り広げる「たんプリ」の謎や、公式グッズが1分で次々と完売するキュアアルカナ・シャドウの人気旋風についてなど、特集記事を掲載してきました。
25話では、長く謎のベールに包まれていた「キュアエクレール」の正体がついに判明。パティスリーチュチュでパティシエをする、優しい女の子・帆羽くれあであることが明らかになりました。また、26話の最後には、キュアアルカナ・シャドウの真の目的が明かされます。
今回ねとらぼ編集部は、キュアアルカナ・シャドウ/森亜るるか役を務める東山奈央さんと、キュアエクレール/帆羽くれあ役を務める長谷川育美さんにインタビューを実施。これまでキュアエクレールの正体を隠し通してきた2人だからこそ話せる裏話や、ファンの考察合戦をどう見ていたか、放送以来の大反響への感想など、詳しく話を聞きました。
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――「たんプリ」放送開始から大反響が続いています。周囲の反響で印象的だったものは?
東山:プリキュアショーを見に行くと、お子さんたちが、いろいろな推しプリキュアの格好で見に来てくれているんです。これからキュアエクレールの格好をする子もいっぱい出てくると思うんですけど、プリキュアデザインの洋服でおめかしして来てくれるので、それを見てすごくほっこりしています。
キュアアルカナ・シャドウについては、お子さんがまねをして、ウィスパーボイスで話してくれるというお話をよくいただいておりまして(笑)。(キュアアルカナ・シャドウの声とポーズをしながら)「さぁ、迷宮へ誘いましょう」と、友人の子どもがまねをしてくれている動画を送ってもらったこともあります。それを見ていつも悶えています(笑)。
長谷川:かわいい(笑)。
――お子さんにとっては「誘う(いざなう)」という言葉は初めて聞いたんでしょうね(笑)。
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東山:初「誘いましょう」だと思います(笑)。かわいくてメロメロです本当に!「プリキュアになれてよかった」と噛みしめています。
――キュアアルカナ・シャドウは登場時から高い人気です
東山:キュアエクレールもまだ正体が明らかになっていないのに(取材時点)、グッズも売れていてすごいなと!
長谷川:うれしい〜!
東山:登場したら大変なことになっちゃうよ!
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長谷川:グッズはどんどん増えるよ!(笑)
私がキュアエクレールを演じていることはまだ世に出ていないので(取材日は第25話放送前)、「4人の内、誰がキュアエクレールなんだ!」と言われていて。友人からもすごく連絡をもらっています。先日も、23話放送直後に友人から連絡が来たんです。
その友人もママなんですが、毎回すごく楽しみに見てくれているんです。ずっと「キュアエクレールは長谷川なの? 私は信じてるよ!」と連絡をくれていました(笑)。23話で「心のきらめきに従ったの」というセリフがあるんですが、そこを見た上で「私は確信した!」と熱い連絡が届いていて、「いや、まだ分かんないよ」と返信しました(笑)。
東山:友だち、面白い!(笑)。
長谷川:ママさんたちからもすごく反響をもらっていますし、業界の方にも言われることがあります。声優さんももちろん、これまでお世話になったスタッフさんからも「え……、プリキュアなんですか?」と聞かれました。「いや〜、どうですかね〜」とずっと答えてきました(笑)。
先輩プリキュアの高橋ミナミ(※高は正式にははしごだか)さんからも、別の現場でお会いしたときに隣に来て「プリキュアなの?」って聞かれました(笑)。大久保瑠美さんにも軽くですが聞かれたので、「いや〜?」と答えましたね。反響が大きいのがうれしくもあり、皆さんに聞かれるので返答に困った場面もありました(笑)。
――隠しているのはドキドキしてしまいますよね
長谷川:そうなんですよ! 言いたいんですけど……! って思いながら「どっちなんですかね〜?」と言わなければならなかったです。あらためて、業界の方々にも注目していただける作品だな、と感じました。
――長谷川さんがキュアエクレールの正体を知ったのはいつのタイミングでしょうか? オーディション時には知っていましたか?
長谷川:もちろん、私はキュアエクレール役としてオーディションを受けたので、出会ったときから知っていました!
――先ほどのお話でも、キュアエクレールの正体について周りから聞かれるというお話がありましたが、25話で肩の荷が下りた感覚はありましたか?
長谷川:肩の荷が下りる感覚はなかったですね、25話まではプリキュアになった実感がゼロだったので(笑)。おもちゃの声は1人で収録していましたが、それも早い段階で展開があまり分からず、スタッフさんにいろいろ教えていただきながらの収録でした。物語を追ってやっとキュアエクレールになれたなという感覚で、初めて「私、本当にプリキュアになったんだ」という実感がありました。
それまでは隠さなければいけなかったので、実感を持ってはいけないという気持ちがありました(笑)。「私、関係ない!」と思って過ごさないといけないと思っていたんです。けっこう長い間隠していたので……(笑)。
東山:隠すのがすごく上手でしたよ。ジェット先輩役の梶さん(梶裕貴さん)や、ウソノワール役の日野さん(日野聡さん)からものすごく追及されてたのに!(笑)
長谷川:そうなんですよ(笑)。合間にめちゃめちゃ質問されるんです(笑)。
――梶さんや日野さんも知らなかったんですか
2人:知らないです!
長谷川:ジェット先輩や「怪盗団ファントム」のメンバーは誰も知らなかったです。プリキュアのみんなと、おとも妖精の皆さんは知っていました。嘘を重ねていたので、「自分がプリキュアだ」と思って演じていたら、もしかしたら知らない方から「あれ?」って言われていたかもしれません。
東山:「その顔は?」みたいなね(笑)。
長谷川:そうそうそう(笑)。そう言われる可能性もあるので、とにかく徹底して隠していました。
――東山さんは26話のキュアエクレール変身回をどう捉えましたか?
東山:アフレコをするときの映像はまだ未完成な部分はあるんですが、本当にワクワクしながら見ていました! 最後の最後で、キュアエクレールが追加プリキュアとして入って来たので、本当に「待ってました!」という感じでした。
長谷川:25話の最後でも言いましたしね、「お待たせ!」って(笑)。
東山:そうだね(笑)。本当に待ったかいがあるというか、素晴らしい変身シーンになるんだろうなと思っていました。音楽もめちゃくちゃかっこよくて! リピートして口ずさむくらい本当にかっこいいんです!
長谷川:すごい! さすがや(笑)。
東山:あと、この回のるるかに関するところだと、最後に彼女のずっと抱えてきた衝撃的な目的も明かされることになりました。
キュアアルカナ・シャドウとしては「ここからもう1ギア入れ直さないと」というタイミングになったと思います。そういう部分でも転換点でした。
――キュアエクレールは記憶を失っていたところからのスタートでしたが、記憶を取り戻してからは、意識的にお芝居に変化を加えた部分はあったのでしょうか
長谷川:記憶を取り戻してからは、やっぱり「普通の女の子」から「プリキュア」になるというのは大きい変化だと思うので、「くれあ」というベースはありつつも、たくましさや凛々しさを加えて演じています。
――そんな長谷川さんの演技を見て、東山さんはどういう感情が芽生えましたか? 初めて見たときの感想はどうでしたか
東山:私個人としては「ついにキュアエクレールが爆誕した!」という嬉しさがありました。はせちゃん(長谷川さん)が本当にきれいな声で、キュアエクレールの清廉な雰囲気を見事に表現していたんです。初めての変身シーンだけど「これ、これ!」「気持ちいい〜!」という感覚がありました。
――記憶をなくしたくれあを演じる上で、意識したことや難しさはありましたか?
長谷川:くれあを演じるにあたって、あまり難しさや複雑なことはなかったです。私自身は「キュアエクレールになる」と知っているけど、くれあ自身は全くそのことは分からないまま、ただただパティシエの女の子として生活していたので、キュアエクレールの記憶を取り戻すまでは素直に「優しい女の子」を演じていました。
キュアエクレールになってからは、たくましさが加わりましたけど、くれあは心のきらめきに従っている子なので、真っすぐなんですよね。気持ちをちゃんと相手にも届けて伝えるんです。私が深読みをしなくても、「この子の言っている気持ちに一緒に従って動いたら、くれあやキュアエクレールという存在になれる」という気がしたので、そこまで深く悩むことはなかったです。
――26話は、キュアエクレールがついに変身して、キュアアルカナ・シャドウの真の目的が明らかになるなど、情報量が非常に多いエピソードでした。最初に台本を読んだときの感想を教えてください
長谷川:たしかに26話は情報量が多いですよね(笑)。キュアエクレールもそうだし、ウソノワール様の正体もそうだし、最後のキュアアルカナ・シャドウのことも。度々驚いてはいましたね。
キュアエクレールに関しても強いことは知っていましたが、どういうタイプでどう戦うのか細かいことはお話を読んで知りました。戦闘スタイルも、くれあの普段の姿からは想像できないようなパワータイプで、この子の新しい面を見られたな、と思いました。
26話まできて「こんな面もあったんだ」というのを知れた回でした。ラストのキュアアルカナ・シャドウは、ここまでもたくさんの苦しみを背負ってきましたが、「また背負っていくんだな……」と。キュアエクレールがよみがえったところから、また自分がやらなければならないという、より一層の苦しみがあって。「この子にまた今まで以上の苦しみが降りかかるのか」と思うと、くれあ役としては心が痛む展開でした。
――台本を読んで物語を追う東山さん個人の目線と、くれあの正体が25話で判明する、るるかとしての2つの心境があったと思うのですが、その点はいかがでしたか
東山:「キュアエクレールの正体は誰!?」キャンペーンのなかで、それぞれの候補者のお話がありました。そのなかでちょっとずつ情報が開示されていくんですよね。「記憶を失っている」「香りがキーになっているのではないか」とか。そのなかで、キュアアルカナ・シャドウの発言にちょっと嘘が混じっていたりするんです。
大きな物語の流れは最初に伺っていましたが、細かいセリフは台本を見て初めて知るので、「私は誰がキュアエクレールになったのかも知らない」というセリフのときには「ん? これは……かく乱しようとしている?」となりました。そこをシリーズディレクターの川崎さんと1個ずつ確認していきました。
「多分こうだろうな」と自分が知った気にならずに、「ちょっとごめんなさい、1個ずつ確認していきます」と指を指しながら「これはこういう気持ちですよね? これは嘘ですよね?」「これは苦しいんですよね? これは何気なく言ってますよね? OKです!」って感じで、毎回作戦会議をしていました。
キャストの方々に「また東山ちゃん話してるよ〜」と言われる“アルカナタイム”でしたね。きちんと確認しないと、キュアアルカナ・シャドウがミスリードしたい部分と、私が間違えて解釈してしまう部分が混ざってしまうとまずいなと思ったんです。皆さんにしっかり謎解きをしていただくという意味でも、緻密に確認していました。
――東山さんはプリキュアとして演じ続けるなかで、キュアエクレールの正体を隠さなければいけない立場でしたが、プレッシャーはありましたか
東山:そうですね、梶さんからは「知ってるんでしょ〜?」と聞かれて、「まぁまぁまぁ……」みたいな(笑)。若干白目向きながらでしたけど、無事隠しきりました。
長谷川:信用されなくなってきてますもんね、今ね。
東山:ほんとうにそうだよね(笑)。
長谷川:この先の展開の話をよくみんなでするんですよ。この前も「これってなんだろう」って謎がでたときに、梶さんから「もう聞いてるの?」と聞かれたんです。本当に知らないので「知らないです」って言ったら、「嘘ついてる!」って言われて(笑)。「信じられない、知ってるんでしょ!」って(笑)。
東山:その後すぐに「東山ちゃんは知ってる?」って聞かれて無言になったら「知ってるんだ、また俺だけ知らないんだ、まただよ〜!」って言われました(笑)。
長谷川:信用されなくなってきました(笑)。
東山:本当に知らないんですって!(笑)。
長谷川:本当に知らないのに(笑)。もう全てを疑ってるんですよ、梶さんは。
東山:人間不信になってる(笑)。
――キュアエクレールの変身の口上シーンにもこだわりがあるかと思いますが、何かディレクションはありましたか?
長谷川:「こういう風に言ってほしい」という指示はそこまでありませんでした。変身シーンがあるみなさんそうだと思うのですが、変身シーンまでの気持ちの持っていきかたがすごく難しいことを、最近やっと分かったんです。
これまではプリキュアの皆さんの変身シーンをただ楽しく「かわいい」「かっこいい」と思いながら見ていたのですが、自分がやるとなると、変身までの流れが回によって違うので、「オープン!」の言い方がどういうテンション感でやればいいかなど、「こんなに考えなきゃいけないんだ」と初めて実感しました。
変身シーンは毎回同じなので映像から逸れすぎないように、ストーリーの流れを汲んで演技しなければいけないんだ、と1発目で感じたんです。最初は気合も入っていて、キュアエクレールも「やっと復活して倒すぞ!」とグッと気持ちが入るタイミングでの変身だったので。初めての変身のときに、難しさを痛感しました。
――もう慣れたんでしょうか?
東山:(即答で長谷川さんの代わりに)慣れました!
長谷川:本当ですか!?(笑) 最初よりは……!
東山:バッチリだと思います!
長谷川:そうですかね(笑)。きらめきタイムは変身バンクよりは自由度が高いのですが、凛々しいときもあれば、優雅に華やかに演じるときもあるので、そこを見ていただけるとうれしいな、と思います。
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