つないだ命、出産報告に安堵=産婦人科院長「救えて良かった」―震度7の宇城市・熊本地震

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2026年08月19日 07:31  時事通信社

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時事通信社

取材に応じるまつばせレディースクリニックの田中博明院長=4日、熊本県宇城市
 熊本県内で最大震度7が観測された地震では、患者の命を守る医療機関も被災した。発生当時11人が入院していた産婦人科「まつばせレディースクリニック」(宇城市)も大きな被害を受けたが、全員を無事転院させ、その後に出産報告が相次いだ。田中博明院長(49)は「皆さんを救えて良かった」と安堵(あんど)している。

 1日約150人が外来に訪れ、年間約800人が出産する同クリニック。同市を襲った震度7の揺れについて、田中院長は「10年前の地震より大きく感じた」と振り返る。

 地震発生時、田中院長は出産前の患者を診療しており、とっさに患者のおなかを守るように覆いかぶさった。クリニックには出産直前や直後の入院患者を含め、30人以上がいた。

 建物入り口の屋根や廊下の壁が崩れ、天井にも亀裂が走った。「すぐに避難しなければ」。棚からの落下物でけがをしたスタッフもいたが、何とか全員が外に避難した。

 しかし出産は延期ができず、一刻を争う対応が必要となる。すぐに熊本市内の病院に連絡し、発生から約5時間で入院患者全員の転院を終えた。

 転院後に出産した女性からは「精いっぱいの対応をしてくださった」などと感謝する言葉も届けられた。かかりつけの患者約700人のうち、出産が近い妊婦を中心に、受け入れ可能な病院を紹介したという。

 被害を免れた建物を使って一部診察は再開したが、出産に伴う手術などの再開時期は未定のまま。被災したスタッフも少なくない。田中院長は「かかりつけの患者も多く、一日でも早く通常通りの診察に戻したい」と力を込めた。 

地震で屋根が崩落した正面玄関=7月28日、熊本県宇城市(まつばせレディースクリニック提供)
地震で屋根が崩落した正面玄関=7月28日、熊本県宇城市(まつばせレディースクリニック提供)


地震で建物の外に避難した入院患者ら=7月28日、熊本県宇城市(まつばせレディースクリニック提供)
地震で建物の外に避難した入院患者ら=7月28日、熊本県宇城市(まつばせレディースクリニック提供)

このニュースに関するつぶやき

  • 大震災があると必ず出産ネタを仕込んでくる日本の低レベル報道機関w そんなのは出産した家族だけ知ればいい。赤の他人の視聴者は次の災害を減災できる情報が重要。
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